[1・2年生]
発表内容を1枚のシートにまとめることができたあとは、いよいよスピーチ練習です。1人当たりの持ち時間は2分間。
「えー!!」「短いよ!!」
実際に、発見したこと、疑問に思ったこと、予測を立てたこと、調べたこと、
わかったことのすべてを話すと2分では足りません。
発見・疑問を繰り返し行ってきたわけですから。
さて、どうするか。
早口になっては、聞き取りにくく、意味がありません。
そこで、伝えたいことをしぼることに。
やみくもに、内容をカットしてしまうと、話がつながらず、聞いていて
よくわからなくなってしまいます。
「何言ってるのか、よくわからない。」
率直な意見を出し合って、よりよい発表を目指します。
「もっと声を大きくしないと。音読のときの練習をしよう!」と
朝の音読練習をみんなでやってみます。
やはり、ここは経験の差が出て、2年生が1年生をリードしていきます。
一人で練習したり、友達に聞いてもらったり、時間を測ってもらったり。
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話の流れがつかめてくると、シートを見なくても話せるようになってきます。
そうすると、聞いている方も、内容を覚えてきて、話が止まってしまったときに、
フォローすることができるように。
発表練習の中にも学びがたくさん詰まっています。
発表会では、一人ひとりが自信を持って、自分の発見を話すことができました。
「滝ビールの味は、水の味です。」「ミニミニ滝は、こげの味です。」
オーディエンスが、少々ざわざわ。
「食べたの?!」と振り返りシートに記入している人もいました。
「ちょっとなめてみたらって言えばよかったかな。」と、
後の振り返りで話題になりました。
また、自分たちが何気なく付けていた名前が面白いと評価され、
「みんなで名前付けをしたのですか?」との質問に、
「みんな自分で名前をつけました。」と、さらりと回答。
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発表の仕方には、課題も残りましたが、
たくさんの方から、振り返りシートでgood and betterの意見をいただき、
子どもたちの自信とやる気につながりました。
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