[1・2年生]
1・2年生。ジッケアレインボークラス。「自信を持って、ケアリングで、レインボーのように輝く橋を渡って前に進みたい。」
そんな思いをもった子どもたち8人でテーマ学習に取り組むのは、今回が初めてです。
「やっと、クラスで集まった!」と8人で学べることを喜ぶ子どもたち。
その上、今回の活動場所は、自分たちの大好きな「蚕糸の森公園」。
始める前から、ワクワク感が伝わってきます。
でも、「蚕糸の森」に ただ遊びに行くわけではありません。
なぜなら、テーマの時間、私たちは「蚕糸の森 見っけ隊」だからです。
見っけ隊に課せられた最初のミッションは、
蚕糸の森の「!(発見)」と「?(疑問)」を思いっきり見つけること。
「!」と「?」のマークを見て、
「あっ。これは、あれだ!」と部屋に貼ってある「学」の字を指差す子がいました。
「いい「!」アンテナが働いたね。」
「それじゃあ、3つのアンテナ「!」「?」「モヤモヤ」を使っていくんだ!」
「早く、行きたい!!」
雨が降っていても隊員たちは元気いっぱいです。もう出かけたくて、うずうず。
では、出発! ・・・そんなとき、2年生から「ちょっと待って。」の一言が。
「みんなバラバラの探検だと、1年生がちゃんとできるかちょっと心配。」
「グループに分かれようよ。」と、1年生を気遣います。
2年生たちの言うことは、1年生たちも素直に耳を傾け、3つのグループに分かれて
行動することになりました。
「これ何のはっぱ?」 「看板に載っているかも。」
「あそこに5円玉が、ぶらさがってるんだよ。」
「なんで5円玉?」
「わっ!この土、ココアみたい。」
「この穴、なあに?」
「穴が空いた木、見っけたよ。」
「ペンペン草みたい!」 「見て、ビール!」
発見や疑問探しは、あっという間に時間がすぎてしまいます。
集合時刻になり、探検を止めて集まってきた子どもたちは、自分たちの見つけたものを
言いたくてたまりません。その中で、どうしてもみんなに教えたい発見があると言った子が 走った先は、水が流れているところ。
「ほら、かさ舟。」と言って、傘を逆さまにして浮かばせると、
静かに流れていきました。すると、自然とみんなが傘舟を始めます。
ゆっくり流れたり、途中で止まったり、最後はクルクル回って先に進まなくなる。
たくさんの「?」が詰まっていそうな「!」です。
翌日、スクールで振り返りをしていきました。
出てきた「!」と「?」は合わせて82個。
来週は、「!」と「?」の中身を掘り下げていこう。
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