[3・4年生]
私たち人間の体は約70%が水でできていると言われています。生命に必要不可欠な水。限りある資源である水。この”水”が世界では問題となっています。日本にいてはそんなに実感する機会はありませんが、世界に目を向けると”水”が不足していたり、汚れてしまっている地域が数多くあります。
この状況に対し、同じ時代を生きる者として協力をすること、”WATER CORPORATION”をこのテーマのミッションとして伝えるべく授業初回で私が子どもたちにプレゼンを行いました。
最近はユネスコや様々な団体が主催し大人だけではなく子どもも水問題について考え、アイディアや意見をプレゼンしシェアする場を設けています。
今回はまず授業の初回にテーマ発表のアウトプットとしては”WATER CORPORATION”について各自プレゼンを行うというゴールを伝えました。そして自分たちのプレゼンを録画し、YouTubeで色々な人に見てもらうと。
一週目は、子どもたちが私のプレゼンを聞いて感じたこと・知っていたこと・疑問などについて語り合いました。
「水なんてみんなのものだから分け合えばいいじゃん。タダなんだし。」
「水が少ない土地に日本やアメリカみたいに水をいっぱい持ってる国が送ってあげればいいんだよ。法律でそう決めちゃえばいいんじゃない?」
「汚いドロ水をきれいにして飲むことが出来るストローがあるらしいよ!」
「買った飲み物の半分をアフリカに送る法律作れば?」
「お酒とかジュースって水のムダなんじゃない?なくてもいい!」
「水を節約するために川で洗濯すればいいじゃん。善福寺川はきれいじゃないけど。」
たくさんの面白いアイディアをシェアしているとある子が、 「アメリカの水の方が日本の水よりきれいな気がする。アメリカに住んでいた頃の方が体調が良かったのは水のせいだよ。」
と発言したのをきっかけに世界の水の質の違いについて探究スタート!
そして世界各地の水質に迫っていきました。インドネシアやエジプトの川沿いに住む人々の映像を見ると水道すらない土地での暮らしが見えてきました。
どうやら彼らの水環境には水の”量”の問題と”質”の問題があるようです。それらの問題の現状はいったいどういうもので、そこにはどのような原因があるのでしょうか?
子どもたちと話していると、
「問題をよくしたい。そのためには原因を知らないと!ただ原因を知るんじゃないよ。とことん知らないとダメ!」とアツく語ってくれました。
問題解決するためにはまずどんな問題があるかを知り、そしてその問題が起きた原因をとことん知る。なるほど!たしかにその通りだ!
ということでこれからどんどん探究していきます⭐
YI
※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。