タイトル:おかげさま
探究領域:社会寄与
セントラルアイディア:「私たちはみんなのおかげで生きている」
お父さんやお母さんが作ってくれているお弁当にたくさん隠れていた”お蔭様”と共通する”お蔭様”があるのでしょうか?
それともまた違う発見があるのでしょうか?
昼食前ということもあって大変忙しそうな厨房ですが、快く見学を受け入れてくださって本当に感謝です。
救世軍のカフェテリア厨房では私たちが作ってもらっているようなお弁当の配達に加えて一般のお客さまもランチタイムにやってきます。
毎日3種類のメニューと麺類やスイーツも提供し、1日に150食は作っているとのお話に早速子どもたちは驚きです。
「150食の食事を何人で作っているんですか?」
「メインで料理を作っているのは二人です。それ以外に盛りつけたり野菜を切ったり色々な手伝いをする人が2〜3人だからいつも4〜5人で作っているんだよ。」
「え〜!2人で150人分〜!!すごすぎるよ〜!一人で75人分てことでしょ? 」
「”味”はどんな工夫をしているんですか?」
「だしは全部本物から取っているんだよ。昆布・煮干し・椎茸。煮干しを食べてごらん。おいしいよ!」
「本当だおいしい!!他にはどんなことを大事にしていますか?」
「なんといっても”チームワーク”です。みんな”チームワーク”って分かるかな?野菜を切ったり、味付けしたり、煮たり焼いたり盛りつけたりと色々な手間を交代しながら仕上げていくんだ。その時に考えなきゃいけないのが”手間”と”時間”と”お金”なんだ。”手間”をかけてお客さんに満足してもらいたい。だからどんな”手間”が必要か考える。そして”時間”も大事だよね。お昼にはTCSへの配達もあるし、お客さんも来てくれる。だからどの”手間”にどれだけの”時間”がかかるか計算しながらチームワークでやっていくの。そしてお金も大切。カフェテリアでは定食を600円で出しているから材料にそれ以上のお金をかけられない。同時にお客さんにはできるだけいいものを食べてもらいたい。だから注文にもいろいろと工夫しているんだ。」
「注文ってどこかに買い物に行くんですか?」
「いやいや業者さんに配達してもらっているんだよ。それもね、お肉や魚や野菜など一つの材料につき2社以上に頼むんだよ。なんでか分かるかな?そうすればどんな時でも注文できないということがないから”安心”だし、金額も1社にお願いするよりは安くなるんだよ。そうすれば他の材料にもう少しお金をかけられるでしょ?」
「それとお客さんへのこだわりとしては”味”と”栄養”と”バラエティー”だね。だしはこの煮干しと昆布と椎茸から取っているんだ。おいしいからね。それと毎食必ず100gの野菜は食べられるように工夫しているんだよ。」
「すごい!健康のことを考えてくれているから保守だね!!」と興奮して嬉しそうな子どもたち。
「それに毎日3種類の定食を作っているからバラエティーもたくさんあるんだよ。飽きさせない工夫だね。」
「どれくらいのレシピがあるんですか?」
「そうだなー。色々な組み合わせを考えると400くらいのメニューがあるのかな。」
「すごい!!」
このインタビューをさせていただいている間も次から次へとお客さんが入り、みるみる満席になりました。
おいしくてヘルシーだからこそこの人気につながるということが金子さんのお話を聞いていて伝わってきました。
子どもたちもお弁当調査で見えてきたお父さんお母さんへの”お蔭様”と 社会での”お蔭様”の共通点と相違点などが頭の中を巡っているのではないでしょうか。
お忙しい時間帯に貴重な学びの時間を作ってくださったことに改めてお礼をお伝えし、スクールへ戻って振り返りを行いました。
家のお弁当と救世軍の給食を比べてみると、まずお弁当は子どものために作っているのに対し、給食はたくさんのお客さんのために作っています。
そして作る際に、お父さんお母さんは子どもがおいしいなと思って栄養バランスよく食べて欲しいと考えて作ってくれているのに対して給食は”手間・時間・お金”を考えた上で”栄養・味・バラエティー”を大切に作っています。
お父さんやお母さんはよく分かっている子どものために好き嫌いも考えながら飽きさせないメニューとワクワクするような工夫も考えてくれています。
また給食はチームワークでなんと150食もの食事を毎日作り続けて地域の人たちの健康を保守してくれています。
メニューを考える人、注文する人、材料をチェックする人、そして作る人、盛り付ける人、配達してくれる人が一つのチームとなって目標を共有していることなど比較してみることでそれぞれの違いから新たなことに気が付かせていただきました。
子どもたちは配達のお姉さんにもお礼をお伝えして”お蔭様手形シート”作りのために手形を取らせて頂いたり、お蔭様に気付くことができたせめてもの気持ちの伝え方として先日の見学のお礼の手紙を書きました。
さあ来週はいよいよ5週目。プレゼンテーションを視野に入れてアウトプット製作も並行して手掛けていきます。
YI
※TCS2015年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
探究領域:社会寄与
セントラルアイディア:「私たちはみんなのおかげで生きている」
[1年生]
今週はいつも給食を作って頂いている救世軍ブース記念病院のカフェテリアへ見学に行ってきました。お父さんやお母さんが作ってくれているお弁当にたくさん隠れていた”お蔭様”と共通する”お蔭様”があるのでしょうか?
それともまた違う発見があるのでしょうか?
昼食前ということもあって大変忙しそうな厨房ですが、快く見学を受け入れてくださって本当に感謝です。
救世軍のカフェテリア厨房では私たちが作ってもらっているようなお弁当の配達に加えて一般のお客さまもランチタイムにやってきます。
毎日3種類のメニューと麺類やスイーツも提供し、1日に150食は作っているとのお話に早速子どもたちは驚きです。
「150食の食事を何人で作っているんですか?」
「メインで料理を作っているのは二人です。それ以外に盛りつけたり野菜を切ったり色々な手伝いをする人が2〜3人だからいつも4〜5人で作っているんだよ。」
「え〜!2人で150人分〜!!すごすぎるよ〜!一人で75人分てことでしょ? 」
「”味”はどんな工夫をしているんですか?」
「だしは全部本物から取っているんだよ。昆布・煮干し・椎茸。煮干しを食べてごらん。おいしいよ!」
「本当だおいしい!!他にはどんなことを大事にしていますか?」
「なんといっても”チームワーク”です。みんな”チームワーク”って分かるかな?野菜を切ったり、味付けしたり、煮たり焼いたり盛りつけたりと色々な手間を交代しながら仕上げていくんだ。その時に考えなきゃいけないのが”手間”と”時間”と”お金”なんだ。”手間”をかけてお客さんに満足してもらいたい。だからどんな”手間”が必要か考える。そして”時間”も大事だよね。お昼にはTCSへの配達もあるし、お客さんも来てくれる。だからどの”手間”にどれだけの”時間”がかかるか計算しながらチームワークでやっていくの。そしてお金も大切。カフェテリアでは定食を600円で出しているから材料にそれ以上のお金をかけられない。同時にお客さんにはできるだけいいものを食べてもらいたい。だから注文にもいろいろと工夫しているんだ。」
「注文ってどこかに買い物に行くんですか?」
「いやいや業者さんに配達してもらっているんだよ。それもね、お肉や魚や野菜など一つの材料につき2社以上に頼むんだよ。なんでか分かるかな?そうすればどんな時でも注文できないということがないから”安心”だし、金額も1社にお願いするよりは安くなるんだよ。そうすれば他の材料にもう少しお金をかけられるでしょ?」
「それとお客さんへのこだわりとしては”味”と”栄養”と”バラエティー”だね。だしはこの煮干しと昆布と椎茸から取っているんだ。おいしいからね。それと毎食必ず100gの野菜は食べられるように工夫しているんだよ。」
「すごい!健康のことを考えてくれているから保守だね!!」と興奮して嬉しそうな子どもたち。
「それに毎日3種類の定食を作っているからバラエティーもたくさんあるんだよ。飽きさせない工夫だね。」
「どれくらいのレシピがあるんですか?」
「そうだなー。色々な組み合わせを考えると400くらいのメニューがあるのかな。」
「すごい!!」
このインタビューをさせていただいている間も次から次へとお客さんが入り、みるみる満席になりました。
おいしくてヘルシーだからこそこの人気につながるということが金子さんのお話を聞いていて伝わってきました。
子どもたちもお弁当調査で見えてきたお父さんお母さんへの”お蔭様”と 社会での”お蔭様”の共通点と相違点などが頭の中を巡っているのではないでしょうか。
お忙しい時間帯に貴重な学びの時間を作ってくださったことに改めてお礼をお伝えし、スクールへ戻って振り返りを行いました。
家のお弁当と救世軍の給食を比べてみると、まずお弁当は子どものために作っているのに対し、給食はたくさんのお客さんのために作っています。
そして作る際に、お父さんお母さんは子どもがおいしいなと思って栄養バランスよく食べて欲しいと考えて作ってくれているのに対して給食は”手間・時間・お金”を考えた上で”栄養・味・バラエティー”を大切に作っています。
お父さんやお母さんはよく分かっている子どものために好き嫌いも考えながら飽きさせないメニューとワクワクするような工夫も考えてくれています。
また給食はチームワークでなんと150食もの食事を毎日作り続けて地域の人たちの健康を保守してくれています。
メニューを考える人、注文する人、材料をチェックする人、そして作る人、盛り付ける人、配達してくれる人が一つのチームとなって目標を共有していることなど比較してみることでそれぞれの違いから新たなことに気が付かせていただきました。
子どもたちは配達のお姉さんにもお礼をお伝えして”お蔭様手形シート”作りのために手形を取らせて頂いたり、お蔭様に気付くことができたせめてもの気持ちの伝え方として先日の見学のお礼の手紙を書きました。
さあ来週はいよいよ5週目。プレゼンテーションを視野に入れてアウトプット製作も並行して手掛けていきます。
YI
※TCS2015年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。