東京コミュニティスクール-探究型学習が教育の特長-全日制オルタナティブスクール(小学1年生から6年生)

ホームTCSの概要TCSの教育入学案内TCSコミュニティNPO法人東京コミュニティスクール

HOME04.TCS Diary > 人のために行動したことってある?

人のために行動したことってある?

タイトル:ゴミ・アミーゴ♪
探究領域:社会寄与
セントラルアイディア:『情けは人のためならず』

[2年生]

先週はただ「ゴミを拾う」という利他行動にどっぷりつかってみた子どもたち
使ってみて、利他行動のイメージの芽生えがみられたところで、

「今まで人のために行動したこと、ある?」

と、今まで自分がした利他行動について振り返りました。
面白いことに、大きく分けて二種類のアイディアが出されました。

まずは、思い浮かびやすい「家族、身内」のために、行動したことが真っ先にでてきました。
例えば
・長崎で親戚のお手伝いをした
・ママにお皿洗いをしてあげた
・パンケーキを作ってあげて、お母さんの弟子みたいになった
・お風呂洗いをした
・お寺で、お茶やお弁当の準備をした
などなど、まずは「お手伝い」があげられました。でもそんなアイディアを出していくうちに・・・

・誰かが落としたパスモを拾ってあげて、届けてあげた
・体験で来た子が迷ってる時に、話を聞いてあげた
・バスでおばあさんに席を譲った
・毎日譲り合いのEnglish Weekだったけど、つかれちゃった

と、「知らない人、誰か」のために、行動したこともでてきました。

「利他行動」についてイメージを膨らませつつ、それをする「自分」と利他行動を受ける「他人」には、どんな価値があるか、

について考えながら、今週は利他行動を続けて行きます。
「利他行動」としてのゴミ拾いに熱中する子どもたち、
2015_t4_g2_gomi_amigo_w2_01.JPG 2015_t4_g2_gomi_amigo_w2_02.JPG
2015_t4_g2_gomi_amigo_w2_03.JPG 2015_t4_g2_gomi_amigo_w2_04.JPG

気づけば、振り返りでは、
・「いやだったくさむらもはいった」
・「油断がなくなった」
・「アリの目、足をスローにすると沢山拾える」

というGoodな面と、

・「いっぱい考えるより、一個考えたらまず動くということが重要なんじゃないか」
・「もうちょっと細かく見れた」
・「ないと思い込んでしまった、でもあると思うのがいいんじゃないか」
という、自分をもっとよくすることができる、「Betterな面」について、先週よりさらに振り返りの質が高まっています。

さらに、今回は、「利他行動の自分への価値」、「利他行動の他人への価値」についても振り返っていきます。

・「いいことやったな、と気分がいい」
・「みんなにありがとうと言われて嬉しい」
・「今日自分が頑張ろうと思っていたことができた」
という、Goodな面にも繋がる「自分への価値」の発見があったり、 ・「キレイだと他の人も気分がいいんじゃないか」
・「他の人も私たちの姿を見て無意識で捨ててるんだな、と感動するんじゃないか」
・「ゴミを踏まずにすんだんじゃないか」
と、自分たちのした利他行動の成果から、「他人への価値」を考えていました。

さて、来週も引き続き「利他行動」を継続します。
さらなる新たな「利他行動の価値」を、TCSキッズは発見することができるのでしょうか?

TY

TCS2015年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。



NPO Tokyo Community School 
特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール 


〒164-0001 東京都中野区中野1-62-10 
TEL: 03-5989-1869  FAX: 03-5989-1649 
e-mail: school@tokyocs.org