タイトル:We love 遊
探究領域:時空因縁
セントラルアイディア:「不易流行」
テーマタイトルだけは聞いているため、余計にうずうずしているようにも見えます。
それもそのはず?!タイトルは「We love 遊」。「遊び」という言葉が光ります。
「ねぇ、次のテーマって何するの?」
「どんなことするの?ちょっとだけでも教えて。」
と、 授業が始まる前に、近寄ってくる子がちらほら。
「本当に遊ぶテーマなの?」
「テーマで遊ぶの?」半信半疑に聞いてきます。
そんなワクワクした状態で、1枚の絵を見ることからスタートしました。
「学校の校庭?」「運動会の絵?」「ビルみたいな建物がある。」
「川がある。」「奥にはお店があるの?」
始めのうちは、全体像を掴もうとしたり、情景に目がいっている発言が目立ちます。
そのうち、人を見るようになり、している行為を想像する発言が出てきました。
「これは子ども?大人?」
「何してるのかな。」「鉄棒してるよ。ぶらさがってる。」
この絵は、1560年にブリューゲルによって描かれた『子供の遊戯』です。
遊んでいる子どもたちの様子が細かに描写されており、その種類は80以上あるとも言われています。
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「これ何してるんだろう?」「ちょっと拡大してみて。」
自然と前に乗り出してきています。
見ているほどに、発見することがあり、知っているものを見つけたときには、
「あ、竹馬!」「これ、スイカ割りみたい!」「馬跳びしてる!」と盛り上がります。
また、自分たちの知らない遊びもあり、実際にやってみて楽しんだり、
より面白く変えてみたりしています。
どれも楽しく、まさに、子どもたちが最初に予想していた「遊ぶテーマ」になっています。
今から455年前の子どもたちがしていた遊びです。
「あ、織田信長の時代だ。」
戦国時代に興味がある子が口にします。
昔の遊びは、昔だけの遊びではないことを目と体で知ったところで、
この絵の中に、今も自分がやっている遊び、もしくは知っていた遊びと、
絵を見るまでは知らなかった遊びを区別していきました。
どうやら、半々くらいになる様子です。
そうなると、今の自分たちがしている遊びにはどんなものがあるのか考えていくと、
昔と今の違いが何か見えてくるかもしれません。
「子どもの遊び」を思いつくままに出していきました。
模造紙3枚分、びっしりと遊びが挙がっていきました。
スクールのみんなで遊ぶものが多く、
こちらから、家で一人でやってる遊びは?と聞くと、
「あ、iPad。」「wiiとかやってる。」と、ようやく電子ゲームが挙がってきました。
このクラスの子どもたちにとって、遊びの主流は、
体を使ってみんなで遊ぶものだという意識が高いことが窺えてきます。
どんな種類の遊びに分けられるのか、分析していきます。
全員で分け方の意見を出したあとに、今度は自分だけで整理していきました。
「なんだか、前のに似ている。」
前回のテーマ学習「My Hero Story」でつくった「My Hero Wall」と作業が似ているというのです。
頭の中から出てきたものをマップ化していくことで整理することができ、そこから新たな発見が出てきます。「前にもやったことある」と繋げて考えていけることで、ほかのときにも当てはめていけることでしょう。
自分なりのカテゴリー分けを考えていきます。
「遊びって何個あるのかな?」
「遊びは無限にあるんじゃないの?」と疑問を出しながら、
遊びマップをつくっていきます。
自分たちのしている遊びとブリューゲルの絵に出てくる遊びに違いはあるのか、
また、ほかの時代の遊びには、いったいどんなものがあるのかをこれから見ていきます。
時代によって、遊びにはどんな不易流行があるのでしょうか。
AN
※TCS2015年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
探究領域:時空因縁
セントラルアイディア:「不易流行」
[3・4年生]
新しいテーマが始まる前の子どもたちは、ワクワクしている様子です。テーマタイトルだけは聞いているため、余計にうずうずしているようにも見えます。
それもそのはず?!タイトルは「We love 遊」。「遊び」という言葉が光ります。
「ねぇ、次のテーマって何するの?」
「どんなことするの?ちょっとだけでも教えて。」
と、 授業が始まる前に、近寄ってくる子がちらほら。
「本当に遊ぶテーマなの?」
「テーマで遊ぶの?」半信半疑に聞いてきます。
そんなワクワクした状態で、1枚の絵を見ることからスタートしました。
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「学校の校庭?」「運動会の絵?」「ビルみたいな建物がある。」
「川がある。」「奥にはお店があるの?」
始めのうちは、全体像を掴もうとしたり、情景に目がいっている発言が目立ちます。
そのうち、人を見るようになり、している行為を想像する発言が出てきました。
「これは子ども?大人?」
「何してるのかな。」「鉄棒してるよ。ぶらさがってる。」
この絵は、1560年にブリューゲルによって描かれた『子供の遊戯』です。
遊んでいる子どもたちの様子が細かに描写されており、その種類は80以上あるとも言われています。
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「これ何してるんだろう?」「ちょっと拡大してみて。」
自然と前に乗り出してきています。
見ているほどに、発見することがあり、知っているものを見つけたときには、
「あ、竹馬!」「これ、スイカ割りみたい!」「馬跳びしてる!」と盛り上がります。
また、自分たちの知らない遊びもあり、実際にやってみて楽しんだり、
より面白く変えてみたりしています。
どれも楽しく、まさに、子どもたちが最初に予想していた「遊ぶテーマ」になっています。
今から455年前の子どもたちがしていた遊びです。
「あ、織田信長の時代だ。」
戦国時代に興味がある子が口にします。
昔の遊びは、昔だけの遊びではないことを目と体で知ったところで、
この絵の中に、今も自分がやっている遊び、もしくは知っていた遊びと、
絵を見るまでは知らなかった遊びを区別していきました。
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そうなると、今の自分たちがしている遊びにはどんなものがあるのか考えていくと、
昔と今の違いが何か見えてくるかもしれません。
「子どもの遊び」を思いつくままに出していきました。
模造紙3枚分、びっしりと遊びが挙がっていきました。
スクールのみんなで遊ぶものが多く、
こちらから、家で一人でやってる遊びは?と聞くと、
「あ、iPad。」「wiiとかやってる。」と、ようやく電子ゲームが挙がってきました。
このクラスの子どもたちにとって、遊びの主流は、
体を使ってみんなで遊ぶものだという意識が高いことが窺えてきます。
どんな種類の遊びに分けられるのか、分析していきます。
全員で分け方の意見を出したあとに、今度は自分だけで整理していきました。
「なんだか、前のに似ている。」
前回のテーマ学習「My Hero Story」でつくった「My Hero Wall」と作業が似ているというのです。
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「遊びって何個あるのかな?」
「遊びは無限にあるんじゃないの?」と疑問を出しながら、
遊びマップをつくっていきます。
自分たちのしている遊びとブリューゲルの絵に出てくる遊びに違いはあるのか、
また、ほかの時代の遊びには、いったいどんなものがあるのかをこれから見ていきます。
時代によって、遊びにはどんな不易流行があるのでしょうか。
AN
※TCS2015年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。