タイトル:Body & Soul
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:『アタマもカラダも使いよう』
TCS名物の「現地」「現物」「現人」のうちの一つ,「現人」,つまり「ホンモノ」の人に会いに行く時がやってまいりました.
今回お世話になるのは,東京工業大学大学院社会理工学研究科人間行動システム専攻でスポーツバイオメカニクスの研究をされている丸山剛生先生です.
丸山先生の研究室に訪問し.子どもたちの作ってきたショートペーパーにアドバイスを頂きました.
子どもたちも,研究室訪問に向けて先週から準備をしています.
図をうまく使い説明している人もいれば
テキストと表を上手く活用し,二枚にわけて説明を作ってきた人もいます.
大変お忙しい中,タップリと時間を取って頂き,子どもたち一人ひとりのショートペーパーを使った発表を聞いて頂き,コメント・アドバイスを頂きました.
・「君は野球をやっているようだけど,その投げ方はいつごろ習ったのかな?」
・「土台と砲台と言っていたけど,ちょっとわからなかったな.もうちょっと詳しく説明できないかい?」
・「スナップを効かせると言っていたけど,君の考えるスナップというのはどういうことなんだい?」
・「エクセントリック筋活動と言っていたけど,それって具体的にどういう意味か知ってる?」
専門家からの鋭い指摘に,子どもたちも答えていきます.
・「スナップは,投げる中でタイミングを早めて使うといいのではないかと思っています.」
・「エクセントリック筋活動は筋肉が伸びるような動かし方です.」
なるほど,子どもたちは自分たちが使っていた語句についてどのように捉えているかに気づき,子どもたちはアイディアを引き出されていきます.
そして,全員の発表が終わった後に,なんと,丸山先生によるスペシャルレクチャーをして頂きました!!
・「理想的な状態であれば,斜め45度に向けて投げるのが最もよく飛ぶ,だから45度のところに的を作って練習をするといいかもしれないね」
・「ボールが重い,って言っていたけど,重いっていうのはどういうこと?その勢いって何?」 ・「スピードが2倍になれば4倍の飛距離が出る.これは二乗という関係でね」
・「でんでん太鼓のように軸を使い,腰を回しながら上半身を使うと腕を早く出せるんだ.フォームはそこまで気にせずに自然に腕を前に出すんだよ」
・「投げ方には,テイクバック,リリース,フォロースルーの3つがあって,早く大きく振る事が重要」
・「ゼロモーメントポジションというのがあって,もっとも肩に負担がかからずに投げられる姿勢があるんだ.本当はオーバースローとサイドスローの中間のような投げ方が一番いいんだよ.野球選手はからだを斜めに倒して肩に負担がかからないように投げている.」
・「力はどこから生まれると思う?外力と内力というのがあって,人は外から力を受けないとボールを投げたり動いたりすることが出来ないんだよ.」
・「だから,バーンと床を踏ん張ると,地面から力を受けられるんだ.作用・反作用って知ってるかな?」
と丸山先生は詳しく,そして大変わかりやすく説明してくれました.
・「作用反作用はてこでも動かないのテーマでやった!」
・「先輩がやっていた発表にも45度っていうのがあったよ!」
子どもたちも自分が今迄に体験したテーマ学習での知識や,過去にBody and Soulをやった先輩のテーマ発表の内容を思い起こし,レクチャーの内容を吸収していきます.
本当に有難いことに,贅沢にも1時間半も,丸山先生にお時間を取って頂き,アドバイスを貰った上に,スペシャルレクチャーまで頂いてしましました.
「早速帰って振り返りだ!」
熱気冷めやらぬまま,今回の丸山先生の研究室訪問,レクチャーで出て来た大切なポイントを皆で振り返りました,
・「速度が二倍になると4倍になる,二乗って言ってたよね?10倍だと何倍なんだろう??」
・「回転の話もしていたな,逆回転だとボールが落ちにくく浮き上がるように見えるんだよね?」
・「ボールの勢いがスピードなんだよね?」
・「そういえば作用反作用の話はてこでも動かないでやったよね」
・「エクセントリックは伸びている時で,コンセントリックは縮んでいる時だよね」
・「重い球,は科学的な説明じゃないんだよな.時速何キロ,ってのが科学的な説明だよね」
子どもたちは丸山先生から頂いたアドバイスやレクチャーの内容を踏まえて更に仮説を新しくします.
来週の最終実験に向けてどのような仮説になり,実験計画を立てるのか,楽しみです.
TY
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:『アタマもカラダも使いよう』
[5・6年生]
待ちに待ったこの日が,ついにやって来ました.TCS名物の「現地」「現物」「現人」のうちの一つ,「現人」,つまり「ホンモノ」の人に会いに行く時がやってまいりました.
今回お世話になるのは,東京工業大学大学院社会理工学研究科人間行動システム専攻でスポーツバイオメカニクスの研究をされている丸山剛生先生です.
丸山先生の研究室に訪問し.子どもたちの作ってきたショートペーパーにアドバイスを頂きました.
子どもたちも,研究室訪問に向けて先週から準備をしています.
図をうまく使い説明している人もいれば
テキストと表を上手く活用し,二枚にわけて説明を作ってきた人もいます.
大変お忙しい中,タップリと時間を取って頂き,子どもたち一人ひとりのショートペーパーを使った発表を聞いて頂き,コメント・アドバイスを頂きました.
・「君は野球をやっているようだけど,その投げ方はいつごろ習ったのかな?」
・「土台と砲台と言っていたけど,ちょっとわからなかったな.もうちょっと詳しく説明できないかい?」
・「スナップを効かせると言っていたけど,君の考えるスナップというのはどういうことなんだい?」
・「エクセントリック筋活動と言っていたけど,それって具体的にどういう意味か知ってる?」
専門家からの鋭い指摘に,子どもたちも答えていきます.
・「スナップは,投げる中でタイミングを早めて使うといいのではないかと思っています.」
・「エクセントリック筋活動は筋肉が伸びるような動かし方です.」
なるほど,子どもたちは自分たちが使っていた語句についてどのように捉えているかに気づき,子どもたちはアイディアを引き出されていきます.
そして,全員の発表が終わった後に,なんと,丸山先生によるスペシャルレクチャーをして頂きました!!
・「理想的な状態であれば,斜め45度に向けて投げるのが最もよく飛ぶ,だから45度のところに的を作って練習をするといいかもしれないね」
・「ボールが重い,って言っていたけど,重いっていうのはどういうこと?その勢いって何?」 ・「スピードが2倍になれば4倍の飛距離が出る.これは二乗という関係でね」
・「でんでん太鼓のように軸を使い,腰を回しながら上半身を使うと腕を早く出せるんだ.フォームはそこまで気にせずに自然に腕を前に出すんだよ」
・「投げ方には,テイクバック,リリース,フォロースルーの3つがあって,早く大きく振る事が重要」
・「ゼロモーメントポジションというのがあって,もっとも肩に負担がかからずに投げられる姿勢があるんだ.本当はオーバースローとサイドスローの中間のような投げ方が一番いいんだよ.野球選手はからだを斜めに倒して肩に負担がかからないように投げている.」
・「力はどこから生まれると思う?外力と内力というのがあって,人は外から力を受けないとボールを投げたり動いたりすることが出来ないんだよ.」
・「だから,バーンと床を踏ん張ると,地面から力を受けられるんだ.作用・反作用って知ってるかな?」
と丸山先生は詳しく,そして大変わかりやすく説明してくれました.
・「作用反作用はてこでも動かないのテーマでやった!」
・「先輩がやっていた発表にも45度っていうのがあったよ!」
子どもたちも自分が今迄に体験したテーマ学習での知識や,過去にBody and Soulをやった先輩のテーマ発表の内容を思い起こし,レクチャーの内容を吸収していきます.
本当に有難いことに,贅沢にも1時間半も,丸山先生にお時間を取って頂き,アドバイスを貰った上に,スペシャルレクチャーまで頂いてしましました.
「早速帰って振り返りだ!」
熱気冷めやらぬまま,今回の丸山先生の研究室訪問,レクチャーで出て来た大切なポイントを皆で振り返りました,
・「速度が二倍になると4倍になる,二乗って言ってたよね?10倍だと何倍なんだろう??」
・「回転の話もしていたな,逆回転だとボールが落ちにくく浮き上がるように見えるんだよね?」
・「ボールの勢いがスピードなんだよね?」
・「そういえば作用反作用の話はてこでも動かないでやったよね」
・「エクセントリックは伸びている時で,コンセントリックは縮んでいる時だよね」
・「重い球,は科学的な説明じゃないんだよな.時速何キロ,ってのが科学的な説明だよね」
子どもたちは丸山先生から頂いたアドバイスやレクチャーの内容を踏まえて更に仮説を新しくします.
来週の最終実験に向けてどのような仮説になり,実験計画を立てるのか,楽しみです.
TY