タイトル:My Hero Story
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:「考えや思いはストーリーで相手に伝えることができる。」
といっても、もう4週目。テーマ学習も後半に入っています。
「ねぇ、このWallって発表するの?」
アウトプットとして作成したものはプレゼンテーションで披露するため、自然な質問です。
でも、このWallはワーキングシート。作文を書くための下準備となるものであり、人前に出すために作っているわけではないのです。 Wallに貼り出した、マイヒーローの言動とそれを選んだ自分の考えをもとに、作文を書いていきます。 さらに、プレゼンでは作文を読み上げるわけでもありません。 作文の内容から、ヒーローについて伝えたいことを2分間で語ることが今回プレゼンで求められていることなのです。
抜き出しが終わったら、隣にそれを選んだ理由を書いていきます。
「ぼくだったら、みんなと一緒に逃げちゃうのに、ハリーポッターは女の子と学校を守った。」
「ぼくだったら、初めてだからあぶないことはしないのに、ハリーポッターは初めてのことでもあぶないことにチャレンジする。」
普段、強がりをいったり乱暴に振舞ったりする子が自分は実は怖がりだという本音を書いています。
これは、なかなかできないことです。なぜすごいと思うのか、自分にないものを持っている、つまり、今の自分は・・・というように、自分を振り返ることにつながっていきます。
「真央ちゃんと私は反対だー。」
「自分は不安なときはネガティブになっちゃう。」
「練習はするけど、誰よりもたくさんはしてないな。」
本音を素直に書いている子の刺激を受けて、自分を振り返る作業に次々と入っていきます。
自分は、なぜこの部分を抜き出したのだろう。
話の前後を読み直したり、別のものに選び直したり、
資料とWallを行き来します。
「ヒットが打てなくて、打率が低くなってしまっているときでも、いつも絶対に打てるって信じている。自分は、どうせまたダメだって思ってるところが全然違う。」
苦境のときに、どう乗り越えていくかを知ることで、自分でも真似してみたいところが具体的に見えてきます。
理由を書き添えながら、Wall全体の構成を考えていきます。
違う部分を抜き出していたのに、理由が同じになっているものもあり、どう配置するか、そのやり方は何通りもありそうです。
そもそもヒーローの言動をラーナープロファイルのRisk-takers/Open-minded/Reflectiveの視点で選んできたため、その3つにグループ分けして配置している子もいます。
また、分類するのではなく、作文を書くことを意識して、
「この流れで書いていこうと思う。」と
話の流れが見えるように、付箋を貼っている子も出てきました。
Wallづくりにこだわることで、作文で書きたいと思うことが膨らんできます。
これで完成!というよりは、もう一工夫、もう一捻り、悩んでいきたいところです。
AN
※TCS2015年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:「考えや思いはストーリーで相手に伝えることができる。」
[3・4年生]
今週もMy Hero Wallづくりが続きます。といっても、もう4週目。テーマ学習も後半に入っています。
「ねぇ、このWallって発表するの?」
アウトプットとして作成したものはプレゼンテーションで披露するため、自然な質問です。
でも、このWallはワーキングシート。作文を書くための下準備となるものであり、人前に出すために作っているわけではないのです。 Wallに貼り出した、マイヒーローの言動とそれを選んだ自分の考えをもとに、作文を書いていきます。 さらに、プレゼンでは作文を読み上げるわけでもありません。 作文の内容から、ヒーローについて伝えたいことを2分間で語ることが今回プレゼンで求められていることなのです。
抜き出しが終わったら、隣にそれを選んだ理由を書いていきます。
「ぼくだったら、みんなと一緒に逃げちゃうのに、ハリーポッターは女の子と学校を守った。」
「ぼくだったら、初めてだからあぶないことはしないのに、ハリーポッターは初めてのことでもあぶないことにチャレンジする。」
普段、強がりをいったり乱暴に振舞ったりする子が自分は実は怖がりだという本音を書いています。
これは、なかなかできないことです。なぜすごいと思うのか、自分にないものを持っている、つまり、今の自分は・・・というように、自分を振り返ることにつながっていきます。
「真央ちゃんと私は反対だー。」
「自分は不安なときはネガティブになっちゃう。」
「練習はするけど、誰よりもたくさんはしてないな。」
本音を素直に書いている子の刺激を受けて、自分を振り返る作業に次々と入っていきます。
自分は、なぜこの部分を抜き出したのだろう。
話の前後を読み直したり、別のものに選び直したり、
資料とWallを行き来します。
「ヒットが打てなくて、打率が低くなってしまっているときでも、いつも絶対に打てるって信じている。自分は、どうせまたダメだって思ってるところが全然違う。」
苦境のときに、どう乗り越えていくかを知ることで、自分でも真似してみたいところが具体的に見えてきます。
理由を書き添えながら、Wall全体の構成を考えていきます。
違う部分を抜き出していたのに、理由が同じになっているものもあり、どう配置するか、そのやり方は何通りもありそうです。
そもそもヒーローの言動をラーナープロファイルのRisk-takers/Open-minded/Reflectiveの視点で選んできたため、その3つにグループ分けして配置している子もいます。
また、分類するのではなく、作文を書くことを意識して、
「この流れで書いていこうと思う。」と
話の流れが見えるように、付箋を貼っている子も出てきました。
Wallづくりにこだわることで、作文で書きたいと思うことが膨らんできます。
これで完成!というよりは、もう一工夫、もう一捻り、悩んでいきたいところです。
AN
※TCS2015年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。