タイトル:エイリアン・パラダイス
探究領域:共存共生
セントラルアイディア:「異質との相互作用が変化を生み出す。」
人間の自分勝手な行動により放流されたことで、その場所を新たな住処としてしまった。
昨年のかいぼりにより、井の頭池における外来種の占める割合は99%。在来種は1%。
外来種が出現し、増えているのは、井の頭池だけの現象ではありません。
テーマ2週目を終えて、冬休みに入ることもあり、
自分の身近に増えていそうな外来種を見つけ、なぜ増えたのか、
増えてよくないことが起こっていないかを個人調査してくることにしました。
子どもたちが選んだ外来種は次の8種類でした。
アメリカザリガニ・グッピー・ピラニア・
ハシブトカラス・ワカケホンセイインコ・
アライグマ・ハクビシン・タヌキ
冬休み明け、どんな発見があったかをシェアしていきました。
「ザリガニは泥水がいっぱいあるところに住んでいるらしいけど、
蚕糸の森公園では巣を見つけられなかった。」
「ピラニアが浜田山にある公園で発見されたって昔の新聞に載ってたから見に行ったけど、 池に氷が張ってて見つけられなかった。今度かいぼりするらしい。」
「東工大までワカケホンセイインコを見に行ったら、インコたちがカラスに追いかけられてた。」
「ハシブトカラスの巣を近所のお寺で見つけた。1本の木にいくつもあった。」
「八王子の友達のうちは木がたくさんあるから、タヌキがいるかもと思ったけど、
見つけられなかった。」
「妹の保育園にお迎えに行くとき、電信柱にハクビシンがいたのを見たことがあって、
同じところにいったけど、いなかった。」
見たことはあるのに、いざ探してみると見つからない。
いそうなところを探したのに、見つからなくて、本やネットの情報だけになってしまった。 動物園にはいたんだけど。などなど、実際に見ることはできなかったという調査結果が。
では、外来種は、そんなに増えていなくて、よくないことは起きてない?
いや、そんなことはないらしい。
「なんでも食べちゃうから、
畑の野菜や在来種や在来種のえさとかも食べちゃう。」
「在来種の巣を奪っちゃう。」
「病気が移る。」
「ごみを散らかす。」
自分の言葉で説明できたり、「ここに書いてある」と、本のどこにその情報が載っているのかを把握できたりと、調べてきたことはしっかり頭に入っている様子です。
でも、このままでは頭ばかり大きくなってしまう・・・。
調べたことが分かれば、それで終わり。
新たな疑問が湧くのではなく、探さなくてはならない。
テーマ「蚕糸の森見っけ隊」では、発見・疑問を繰り返していきました。
違いは、実際に見聞きしているかにあるようです。
冬休みはそれぞれの予定もあり、ほかにも課題があり、期間も短い中で、
子どもたちは、一生懸命、テーマの学習をしてきました。
これを土台に、現地にもう一度足を運んだり、 その道に詳しい人に連絡をとってみたり、一次情報を得ることができると、さらに面白くなってくることでしょう。
AN
※TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
探究領域:共存共生
セントラルアイディア:「異質との相互作用が変化を生み出す。」
[1・2年生]
井の頭池にもともと住んでいなかったコイ、ブラックバス、ブルーギルなどの「外来種」が人間の自分勝手な行動により放流されたことで、その場所を新たな住処としてしまった。
昨年のかいぼりにより、井の頭池における外来種の占める割合は99%。在来種は1%。
外来種が出現し、増えているのは、井の頭池だけの現象ではありません。
テーマ2週目を終えて、冬休みに入ることもあり、
自分の身近に増えていそうな外来種を見つけ、なぜ増えたのか、
増えてよくないことが起こっていないかを個人調査してくることにしました。
子どもたちが選んだ外来種は次の8種類でした。
アメリカザリガニ・グッピー・ピラニア・
ハシブトカラス・ワカケホンセイインコ・
アライグマ・ハクビシン・タヌキ
冬休み明け、どんな発見があったかをシェアしていきました。
「ザリガニは泥水がいっぱいあるところに住んでいるらしいけど、
蚕糸の森公園では巣を見つけられなかった。」
「ピラニアが浜田山にある公園で発見されたって昔の新聞に載ってたから見に行ったけど、 池に氷が張ってて見つけられなかった。今度かいぼりするらしい。」
「東工大までワカケホンセイインコを見に行ったら、インコたちがカラスに追いかけられてた。」
「ハシブトカラスの巣を近所のお寺で見つけた。1本の木にいくつもあった。」
「八王子の友達のうちは木がたくさんあるから、タヌキがいるかもと思ったけど、
見つけられなかった。」
「妹の保育園にお迎えに行くとき、電信柱にハクビシンがいたのを見たことがあって、
同じところにいったけど、いなかった。」
見たことはあるのに、いざ探してみると見つからない。
いそうなところを探したのに、見つからなくて、本やネットの情報だけになってしまった。 動物園にはいたんだけど。などなど、実際に見ることはできなかったという調査結果が。
では、外来種は、そんなに増えていなくて、よくないことは起きてない?
いや、そんなことはないらしい。
「なんでも食べちゃうから、
畑の野菜や在来種や在来種のえさとかも食べちゃう。」
「在来種の巣を奪っちゃう。」
「病気が移る。」
「ごみを散らかす。」
自分の言葉で説明できたり、「ここに書いてある」と、本のどこにその情報が載っているのかを把握できたりと、調べてきたことはしっかり頭に入っている様子です。
でも、このままでは頭ばかり大きくなってしまう・・・。
調べたことが分かれば、それで終わり。
新たな疑問が湧くのではなく、探さなくてはならない。
テーマ「蚕糸の森見っけ隊」では、発見・疑問を繰り返していきました。
違いは、実際に見聞きしているかにあるようです。
冬休みはそれぞれの予定もあり、ほかにも課題があり、期間も短い中で、
子どもたちは、一生懸命、テーマの学習をしてきました。
これを土台に、現地にもう一度足を運んだり、 その道に詳しい人に連絡をとってみたり、一次情報を得ることができると、さらに面白くなってくることでしょう。
AN
※TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。