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よ〜く観察してみよう!

タイトル:静かなともだち
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:「見方を変えると見えてくる。」

[1年生]

先週は押し葉にするために厚い本に挟んだまま終わってしまい、今週はそれをラミネートする作業から始まりました。

実際に自分たちがとった葉っぱは水分が抜け、平たくなっていました。
子どもたちは
「ここがピンクになっている!」
「薄くなったな」
「ここ折れちゃった。」
など言い、先週の葉っぱをしっかりと覚えていて比べていました。
そしてこれから自分たちが取った葉を残すためにラミネートをすると思うとわくわくしている様子でした。

それが仕上がったら、
次はアートの時間に書いた葉っぱについてみんなで話しました。
アートの時間に2種類の木から取った8枚の葉っぱを書いた子どもたち。

それぞれ気付いたこと・発見したことがあったようなので聞きました。
まず子どもたちは
「同じ木なのに違う葉っぱがあった!」と何人もの子が言います。
これは同じ木でも形の異なる葉をもつハクモクレンやカクレミノを書いたこともあって、子どもたちはそのことがとても驚いたようでした。

次に
「ハート形の線があったよ。」
「星形の穴があったよ。」
「カブトムシの穴があったよ。」
「お部屋があってね、トイレとかあったよ。」
などものに例えていて、葉っぱの細かい所まで見ているのが伝わってきます。

線については、上記の「ハート形の線」や「お部屋」の他にも
「ふにゃふにゃした線」
「グリーンの光っている線」
など線の発見が多かったので葉脈について学ぶ機会だと思い、葉っぱの構造を学びました。
するとすぐに子どもたちは自分の持っているラミネートの押し葉を見ながら

「ここが主脈だから、これが側脈か。」
「細脈は電気に当てると見えるかも。」
「ギザギザしているのが鋸歯って言うんだ。これも、これもこれもしてる。あ、していないのもあるぞ。これは何だ?」と
実際の葉っぱを見ながら、さらに疑問が出てきます。

IMGP4447.jpg

また自分たちの葉っぱにはないものは、すぐに紅葉山公園に探しに行って確かめました。

葉っぱの構造を確かめたあとは、今度はルーペを使って注意深く観察しながら葉っぱを書くことに挑戦です。

子どもたちはルーペで見ることが楽しそうで、何度ものぞきながら書いていました。

GEDC0256.jpg

GEDC0257.jpg

こっち側(主脈で分けて)だけぐちゃぐちゃになっちゃった。」
「細かすぎて書くの大変。」
前よりも細かいのが見えることで書くことにも苦戦している様子もありました。
また、「1,2,3,4,・・・」と葉脈を数えて絵に同じ本数を書いている子もいました。
そうしたことで出来上がったものは前よりも線が多く、子どもたちの見えた葉っぱが表現されていました。

来週からは今回注意深く観察したことを活かしながら、さらに葉っぱを追究していきたいと思います




MI

TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。



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