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盆踊りを踊る。

タイトル:心に響け
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:「感情の表出と価値観の共有のために人は踊る。」

[1・2年生]

今週の始めは日本の踊りの歴史を知るために「日本人はいつから踊っていたんだろう」と問うと

「紀元前?」
「130万年前」
など出てきました。

実際に子どもたちが大昔から人間は踊っていたと思っていたように、人間が生まれてから言葉よりも先に踊っていただろうと言われています。そして、日本の踊りの歴史では「念仏踊り」が始めだと言われています。そこから各地で発展していき、盆踊りとして今でも踊られています。
そこで日本人にとって親しみ深い盆踊りを踊ってみました。

「盆踊りを踊ったことある?」を聞いてみると2・3名のみが踊ったことあり、他は見たことはある・全くどんなものかも分からないというように子どもたちの中ではあまり親しみはないようでした。

今回は城山まつりで踊られる4つの盆踊りに焦点をあてて練習をしていきました。
1つ目は盆踊りと言えば代表的な福岡県の「炭坑節」。
2つ目は東京といえば「東京音頭」。
3つ目は東京音頭と並び人気のある「さくら音頭」。
4つ目は中野ではよく踊られている群馬県の「八木節」。

城山まつりは城山公園で開催され、この地域が一体となったお祭りです。この中野一丁目は昔は城山と呼ばれており、その名残で今でもこの地域には城山の名前が残っています。城山公園も子どもたちにとってスクールから一番近い公園ということもあり、よく利用をしています。

盆踊りは短いパターンを曲の中で繰り返していきます。したがって何度も踊っていくと全員大体はマスターすることができました。
子どもたちには一番テンポが速くのりやすいさくら音頭が人気でした。

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「さくら音頭にはどんな意味があるのだろう?」と踊りの意味を考えてみようと聞いてみると、

「桜が木の枝に咲いて、上から下まで咲いて、ひらひらひらと花びらが落ちて、下に落ちた」というストーリーを一人の女の子が話してくれました。
私はそれを聞いて子どもたちは踊りながら物語を描いているのだと思いました。

踊ったあとは「楽しい」「まだまだ踊れるよ」という意見もあれば「まだ踊るの?」「疲れたよ」という意見に分かれました。


3日目には中野駅前盆踊り大会を主催・運営もされている鳳蝶 美成(アゲハ ビジョウ)さんにお会いできる機会ができましたので踊りを学んできました。

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美しく迫力のある達人の踊りを見た子どもたちは、とても夢中な表情をしていました。ただ踊るのではなく、踊りの達人から踊りのコツを学びやっていくと、子どもたちは手を滑らかに動かし、達人をよく見て観察し達人の技を盗んでいるようでした。



テーマ外出の番外編ということで、一部の子どもたちと9月12日に城山公園で行われる城山まつりに参加をしました。
1週間前からやぐらができており、子どもたちと通るたびに「できあがってるね」などと話していて、楽しみにしていました。

当日は祭りということもあり、子どもたちは自然とテンションが高く普段とまた違った様子です
そして城山の踊りの先生のご好意もあり子どもたちはやぐらの上で踊らせて頂きました。
「始めはずっと踊るの?」などと言っている子どもたちでしたが、みんな30分以上踊り、中には1時間全て踊る子もいました。
やぐらの上はとても不思議な空間で、みんなが夢中で踊り、一体感ができていました。

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この一体感をつくるのは踊りの魅力のひとつなのでしょうか?
来週も踊りについて迫っていきたいと思います



MI

TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。



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