[1年生]
さぁ、テーマ最終週。一人ずつのプレゼンを磨いていきたいところです。でも、その前に、先週発見したことを報告し合いました。
「図鑑で同じ花を見つけたら、キュウリグサって名前だった。」
「キュウリのにおいがするよ。」
「ほんと?」
「葉っぱをずっと触ってると、ほんとにしたよ。」
「へぇー。」
「ポールは、火事のときにお水が出るって言ってた。」
「火事のときは、門からもお水が出るんだって。」
「どこ?」
「事務所の近く。」
「どこから出るの?」
「シャワーみたいに出るって言ってた。」
「ふーん。」
「蚕糸の森のおじちゃんたちは、いじわるなのかな?」
ネコに餌をあげている人たちから捨て猫の話や、
公園管理の人がネコを追い出そうとしている話を聞き、
実際に、公園管理の人に聞いてみると、
「ネコに餌はあげないでね。」と言われ、
ハテナアンテナがビンビンと揺れている様子です。
「ネコが嫌いなのかな?」
気になることは、確かめに行こう!
ということで、最後にもう一度、蚕糸の森に行き、
全員で、キュウリグサ・シャワーの門・ネコのことを調査することにしました。
「ほんとにキュウリのにおいがする!」
「横からシャワーが出るんだ。」
「おじちゃんたちも、動物は好きだって言ってるよ。」
「公園には、ネコが嫌いな人もいるから、ノラネコが来ないようにしてるって。」
「腐った餌をネコが食べたら大変だからだって。」
火事が起こったときの放水対策や車止めの設置、ネコの対策など
誰でも安全に公園利用ができるよう工夫されている点において、
一人ひとりが選んだ発見には、つながりがあることもわかりました。
「だから、防災課って書いてあるんだ。」
ポールに防災課と書いてあったことから、
防災の意味を確認していたこともここでつながりました。
プレゼン用の写真も全員決まり、
プロジェクターに映して、これまでの発見を語ってみます。
「声が大きくていいね。」
「お客さんの方を見てたところがよかった。」
よかった点をお互いに出し合い、
「名前の話をしてなかったよ。」
「まっすぐ立ってた方がいいよ」など、
話し忘れていたところや直した方がいいところを出し合い、
もっとよくしていけるよう心がけていきます。
i-Padで撮影し、自分がどのようにどんなことを話したのか振り返ります。
友達の話を聞きながら、止まってしまったときには、
そっと助け舟を出すことも。
初めての発表に緊張しつつも、仲間が助けてくれる安心感もある様子です。
みんなで見つけた発見76個。
その中から、ひとつを選び、さらに追究して個々人で見つけ出した発見も
お互いに内容を共有し、自然と自分たちの発見になっています。
そのことを裏付けるかのように、国語の時間にこんな発言が出ました。
「スイミーは、一人見っけ隊で楽しいのかな?」
スイミーが海の中で面白いものをいっぱい発見する場面での一言でした。
6人だからこそ楽しく発見がたくさんできたという体験が、
『スイミー』の読みを深めていきます。
発表時に配布する地図も並行して作っていきました。
実際に見に行ってもらえるよう、
一言メッセージを添えました。
あとは、本番までプレゼンを磨いていくのみになりました。
「学帽を被って発表したい。」
今まで発見してきたことを自分の言葉で説明することに、
1年生が果敢にチャレンジします。
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