[1年生]
先週は、実際にわからないことを知るための調査やプレゼンに使う写真を撮るために蚕糸の森に出かけました。
今週は、その報告からスタートです。
蚕糸の森で、いちばん小さい花を発見。
「青くて真ん中だけ白い、黄色いところもある。」
「葉っぱが生えているところに、いっぱい咲いている。」
「つぼみがあって、たぶん今から咲くと思う。」
気がついたことを思い出しながら話していきます。
「でも、まだ名前がわからない。」
「たねは、どんなのかなぁって思う。」
次は出かけずに図鑑で名前を調べることになりました。
「コイはどこでしょう。」
すでに聞き手に語りかける口調で話すとは!
朝の会などで聞く、上級生の語り方をまねて言っているのでしょうか。
あっと驚くような話し方をすることもあれば、
「嘘をついちゃった。」
話の前後がよくわからないこともあります。
でも、そういうときには、
「どういう意味?」「よくわからないよ。」と 率直な質問が飛んできます。
どうやら、予想ではコイは遊んでいると思っていたけれど、
よく観察してみると、楽しんでいるようには見えなかったとのこと。
そのため、自分の予想は外れたということでした。
コイは何をしているのか、みんなの頭に「?」が浮かんできます。
遮断機を発見。
鍵が付いていて動かない。
なんでこんなところに遮断機?
「(公園管理の)おじさんに聞いてみたら、
車が入って来られないようにするための 車止めだって言ってた。」
「鍵をあけると動いて、重いけど持ち上げることができる。」
「作業のトラックが入るときに上げていることがわかった。」
なぞが解けて、よかったよかった。でも、もう終わり?
今回のテーマのセントラルアイディアは、
「身のまわりには、限りない「!(発見)」と「?(疑問)」がある。」となっています。
遮断機が車止めの役割をしていることがわかったことで、
もう疑問はないのでしょうか。まだ、何か秘密が隠れているかもしれません。
今週は朝の会で、Inquirersな行動をとった6年生がプロブレムオーナーシップ賞を
もらっていました。そこで、Inquirersってどんなことなのかが話題になりました。
今回のテーマで目指すLearner Profileは、まさに、Inquirersです。
朝の会のあと、1年生たちに、Inquirersってどんな人と聞くと、
次のように説明した子がいました。
「頭をぐるぐるさせて、どんどん勉強して、ピコーンって光る」
教室に貼ってあるInquirersのピクトグラムとようやくつながってきました。
そう、自らどんどんやりたいことを見つけていって、頭の中で
ひらめきを起こしていくことが、見っけ隊の目指す姿です。
「うーん、何をしたらいいかな」
頭をぐるぐるさせようと一生懸命悩みながら、
再び、現場に向かいます。
「おじちゃんたちと友達になった。」
公園管理をしているスタッフの方に親切にしていただき、
いろいろと聞き出せたようです。
早く報告したくて、うずうずしています。
スクールに戻って、言いたいことを記録に残していきました。
書きながらも、話し始めて自然に情報共有をしていました。
そろそろプレゼンの日が、近づいてきています。
言いたいことをどう工夫していけば伝わりやすくなるのか、
来週も頭をぐるぐるさせていきます。
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※TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。