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ものの見え方・考え方MAP

タイトル: 目からうろこ
探究領域: 自主自律
セントラルアイディア:私たちはみな、違う世界が見えている。

[2年生]

今週は自分のものの見え方・考え方のMAPを作ってゆきます。
「自分のものの見え方・考え方とはなんだろう?」
と漠然に考えてもなかなか出るものではありません。

無意識になっているからこそ、意識的になる価値がある。
そんなところに迫る探究が今回の「目からうろこ」です。

「自分はこんなものの見え方・考え方をしていたのか!」という発見をしてゆくためには、

「文脈」が必要となります。

先週までは「相手の見え方になってみる」ということをディベートを通して考えましたが、「晴れた日にフリーの時間を考える時」という「文脈」がありました。
つまり、「どんな時に」「どんなものの見え方、考え方をしたのか」を考えてゆきます。

・スクールでの学びの時「しないように・するように注意していること」
・通学時「しないように・するように注意・意識していること」
・家で暇にしているとき「考えちゃうこと」
・姉と喧嘩したとき、「思ったこと・やっちゃったこと」

事例を、元にして自分がどんなものの見え方、考え方をするのかをあぶり出してゆきます。

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アイディアを出した後は、それらの具体的な事例一つ一つを比較し、「近いもの」「遠いもの」でマッピングしてゆき、どのような「ものの見え方・考え方」をしているのか抽象化してゆきます。

「気をつける系」と初めにカテゴリーを定めてしまうのではなく、一つ一つの、個体の集合から全体を作り上げていく、そんなマッピングのしかたから自分の今まで見えていなかったものの見え方、考え方があぶり出されてゆきます。

グルーピングをした後はそのグループに名前をつけてゆきます。
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・「どんな名前がいいかな〜」
・「これはこういうことだろう」

それぞれが名前をつけてゆき、最終的にはそのグループどうしをくっつけ、さらに中グループを作ります。
そのなかで、自分は「こんなものの見え方・考え方」をしているんだ、ということに気づいてゆきます。自分と対話し自分にはどんな見え方があるのか、振り返ってゆくことで、見えていないところが自然に「ものの見え方・考え方MAP」に現れてくるのです。

来週はついに最終週です!自分のものの見え方・考え方を「広げる」ための口癖を考えてゆきます。自分に言い聞かせる「合言葉」としての「口癖」、どんな言葉が登場するのでしょうか?

TY

TCS2015年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。



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