[5・6年生]
専門家へのインタビューを通じ、「ポン・ピュン・ラン」走法の理論的裏付け[3・4年生]
残りあと2週間。作り上げた目次に沿って文章を書き連ねてゆきます。 [1・2年生]
4週間使って、五感のそれぞれの力を集中して使ってきた子どもたち。
そこで、今までの活動の振り返りとして、
テーマの初回に考えた「五感でできること」の「見る力」にフォーカスして、再度考えてイメージマップを作ってみました。
「ボールをける」
「料理をする」以外にも、
「着替えをする」
「くつをはく」
「テレビを見る」
「時間が分かる」など、
最初よりも、たくさんの意見が出てきました。
視覚によって、いろいろなことが難無くできていることに気付かされます。
そこで、次の問いかけ。
「見ることができなかったら、これらのことはできるかな?」
普段、当たり前のように五感を使ってきた子どもたちですが、
もし、ある感覚(一感)が失われたとしたら、どうなるのか。
五感-一感=四感になった時、生活にどのような変化が起きるのか。
子どもたちからは、
「できないと思う」
「できることもあるかもしれないけど、できないこともあると思う」
と、視覚が遮られることで、なんらかの不便さを感じるのではという意見が出ました。
そこで、「指で見る」という、視覚障害者(子ども)の考えていることや生活における工夫を写真とインタビューと一緒に載っている本をみんなで読んでみました。
点字付きの腕時計や、声をかけ合いながら鬼ごっこをしたり、
コップに指を入れることでどれだけの牛乳が入っているか確認する写真を見て、
見る力以外の力を使ってできることがありそうだと感じた子どもたち。
では、四感(よんかん)になったとき、私たちはどれだけのことができるのか、またできないのか確かめてみよう。
ということで、イメージマップに書いたことを実際に体験し、実験してみました。
アイマスクをしたまま、部屋を出て、階段を降りて、靴を履いて、外に出る。
字や絵を描いたり、じゃんけんしたり、鬼ごっこまでやってみました。
壁や誰かを触ったりながら階段を降りたり、
じゃんけんでは「グーの人名前言って~」と声を掛け合ったり、
鬼ごっこでは、音のする方に行ってタッチしたり。
意外とできることはあることに気付きました。
「本を読む」「時計がよめる」という四感では情報が得られないことはさすがに難しいかなぁという話になりつつ……。
しかし!
針の振動と針の音から時間を当てようとするなど、彼らなりに工夫をして情報を得ようとしていました!
また、外に出て、点字などの街に溢れる工夫も探しに出掛けました。
駅のきっぷ売り場やエレベータ、公園の案内や自動販売機などいろんなところで発見しました。
さぁ、来週は今までの活動を振り返り、
どれだけ五感を研ぎすましてきたかをどう発表するか、準備を進めていきます。
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※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
[5・6年生]
「残り2日で自己ベストを更新できるかな。。」[3・4年生]
いよいよ最終週。My Hero について原稿用紙にまとめます。目標は、 [1・2年生]
テーマ発表会に向けて、発表に向けた日々が始まりました。
五感でどんなことができるのか証明する発表内容を考え練習を重ねました。
「見る力」
テーマの中で継続してやっていた数字当てに挑戦することに!
これは、ボードに書かれた数桁の数字を一瞬で見て当てる動体視力を測るもの。
最初は3桁ぐらいまでしか読めなかった子どもたちも複数回やることで5桁ぐらいまで読めるようになっていました。
「聴く力」
台風の日、聴こえる雨音を音で表現してみたことがありました。
それに再度挑戦してみることに。
まだ、人の声に聴こえるけれど、何度も録音し聴き直すことでより研いでいきたいと思います。
「触る力」
これもテーマを通してずっと挑戦してきた紙やすり並べ替え。
粗さの異なる紙やすりを順番に並べていきます。
4枚ぐらいなら簡単にできるけど、それ以上になるとなかな難しいのです。
「嗅ぐ力」と「味わう力」
紅茶の香りとじゃがいもの味当てに挑戦することにしました。
似ているけど微妙に違う、そのかすかな違いに気付くことが要です。
また発表では、五感人間を証明するだけでなく、
四感人間でも何かができることも実際にやってみることにしました。
今回の発表では、歌を替え歌にして歌ってみることに!
そのもと歌は「妖怪人間ベム」!
「五感使って生きる〜おれたちゃ五感人間なのさ〜♪」と歌いながら、
テーマ発表会では五感を研ぎすました成果を発表します!
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[5・6年生]
テーマ発表の形式は、科学者が学会で発表するスタイルで行いました。[3・4年生]
テーマ発表の形式は、マイ・ヒーローらしさを表す写真を1枚フリップ [1・2年生]
「五感を研ぎすます」ことに着目してきた本テーマ。
テーマを通して、五感を研ぎ澄ますために「集中」すること、
そして五感を研ぎ澄ますことで、自分の感じる力を以前よりも「変化・成長」させることを、常に子どもたちに伝え続けました。
子どもによって、感じることやできることは様々かもしれません。
けれど、子どもたちは自分なりに工夫をしながら五感を高めていったと思います。
紙やすりの並べ替えが当初ほとんど当たらなかった子もほっぺにやすりをつけて粗さを比べて正答率を上げたり、
時計を見ずに時間を当てるなんて最初できないだろうと考えられていたことも、
時計の文字盤を触って熱さや振動を感じたり、針の音を聴き分けることで、針がどこにあるか当てたりしていました。
また、発見したことを表現することも意識して行っていきました。
聴こえた音、触った感触、何か分からないものを嗅いだり味わった感じを自分なりに言葉にすることで、なんとなく感じて終わるのではなく、それを外にアウトプットする経験となったのではないでしょうか。
テーマ発表会では、歌も入った劇調の今までにない形の発表!
最初は恥ずかしがっていた子どもたちも、練習を重ねるに連れて楽しんでいたようでした。
五感を研ぎ澄ましたことを証明する際には失敗することもあって残念!
ただ、練習を重ねて、自分の持っている力を出そうと真剣に取り組んでいた姿勢と、集中して臨んでいた様子が観ている方には伝わったと思います。
探究領域「自主自律」として、自分の持っている力を最大限広げようと、自分と向き合うテーマになったのではないでしょうか。
五感はいつも使い続けるもの。
このテーマをきっかけに今後も五感を研ぎ澄ましてたくさんの情報をつかんでいこうね!!
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[5・6年生]
探究領域:自主自律
私たちは一人ひとりかけがえのない存在です。そんな自分を大切にして生きてゆくには、
からだの栄養とともに心の栄養にも心がけなければなりません。また、健康に体を動かす
には、そのメカニズムを意識し、メインテナンスすることも大事です。しかし、私たちは、
自分ではどうにもならない部分、好むと好まざるとにかかわらず引き受けなければならない
部分を持っています。それは「遺伝」して受け継いだ部分です。と同時に、私たちには、ただ
受け継ぐだけでなく、突然変異を引き起こすメカニズムも備わっていました。その結果、多様
な種に分かれ、それぞれ独自の「進化」を遂げてきました。私たちは先祖代々、さまざまな
性質を受け継ぎつつ、微妙な変化を積み重ねながら、今の自分にたどりつきました。
それは自分の意志で選んだものではありません。
同じ人間なのに、なんで一人ひとり顔が違うんだ?
どうしてまったく同じようにコピーせずわざわざ微妙に変えるんだ?
私たちは「遺伝」という「運命」の完全支配下にあるのではなく、「環境」の影響を受けつつも、
自分の「意志」を行使して生きられるはず……
今回のテーマでは、「遺伝」と「進化」を切り口として、一つとして同じもののない「オンリー
ワン」である私たち一人ひとりが、受け継いだものを引き受けつつ、どう前向きに変わり
続けることができるのか追究します。
RI
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[3・4年生]
タイトル:食わせ者
探究領域:共存共生
私たちが生きていくために毎日必要な食べ物。その食べ物をいつでもどこでも入手し空腹を満たせることは果たして当たり前のことなのだろうか?
本テーマでは3,4年生たちと一緒に食糧の問題について考え、また自分たちがムダにしてしまっている給食についても毎週調査を行いデータを記録します。今まで知らなかった問題について考えたり、自分を振り返りながらこれからどのように食糧と向き合っていくのかみんなでディスカッションを行っていきます。
子どもたちは自分たちが残した食べ物の量を知りどんな反応をするんでしょうか?
彼らにとって、みんなで協力しながらグループとしての意見をまとめていく始めての試みです。
さあ一歩一歩がんばろう!!
YI/HY
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[1・2年生]
タイトル:静かなともだち
探究領域:万象究理
本テーマでは「静かなともだち」を見つけていきます。
「静かなともだち」とは“葉っぱ”たち!
身近にあふれる“葉っぱ”たちだけれど、
どんな種類があってどんな形をしているか意識して見ているかな?
そこでまず、“葉っぱ”を採集すること=「葉んてぃんぐ」から始め、
集めた葉っぱはきちんと記録・保存し、分類・標本作りを目指します。
MISSON「葉っぱ博士になる!」べく、
採集するときは手順やルールをしっかり守り丁寧に作業することや、名前がわからない葉っぱがあれば図鑑で調べることを大切にしていきます。
集めた葉っぱを形やつき方などについて見比べてみると、どんな似ているところや違うところを発見できるかな?
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[5・6年生]
宇宙紙芝居以来、数ヶ月ぶりに5年生、6年生とテーマ学習を行います。[3・4年生]
[1・2年生]
新テーマ「静かなともだち」が始まりました!
「このテーマでは『静かなともだち』を集めて、よく知って、ともだちになるよ!」
と言うけど、子どもたちは何が『静かなともだち』なのかわからず「?」状態。
「動物?」
「もの?」
「自然?」
「木?」
と、いろいろな予想を立てます。
「葉っぱだよ!」と種明かしをすると、
「葉っぱ集めたことあるよ!」とすぐさま子どもたちから反応が。
「落ち葉を集めて家に持って帰って投げて遊んだことあるよ!」
「葉っぱをテープで貼って、コレクションしたことある!」
「葉っぱと言えば、生け花?……生け葉っぱやってみたい!」
「いろんなかたちがある。」
「まるいかたちとか。」
「葉っぱは生きている。」
など、彼らの中から葉っぱに対するイメージが出てきます。
クラスの窓からも見えるほど、身近な葉っぱだけれど、どんな葉っぱがあるか、どれだけ知っているかなぁ?
ということで、どんな葉っぱがあるか紙に書いてみることに。
「いちょうはオスとメスがあるんだよ。」
「もみじのかたちが上手く描けないよ…。」
「幼稚園で、紫色の葉っぱを見つけた!」
「こんな形もあると思う!」
じゃあ、実際にどんな葉っぱがあるのだろう?
そこで、翌日に葉っぱ集め、その名も“葉んてぃんぐ”をしにいくことにしました!
“葉んてぃんぐ”場所は、もうおなじみ、スクール目の前の蚕糸の森公園。
けれど、スクールを出たすぐそば、なんと庭や近所の建物の花壇から、
「発見!」
「次はこっち!」
と、子どもたちは“葉んてぃんぐ”していきます。
蚕糸の森に入っても、みんなで動き回りながら、
「これ、あじさいじゃない?」
「ハクウンボクって書いてあるよ!」
「んー、なんて読むんだろう?」
「この葉っぱ小さいなぁ。」
「さんごみたいなかたちしてる。」
「どうして、スペードのかたちなんだろう?」
と、次々と発見し40種類ほど採集できました。
そして、採集した葉っぱは保存するために押し葉にしました。
葉っぱ名や採集地などを記したラベルを作り、葉っぱを新聞紙にはさみます。
今週は、ODD(アウトドアデイ)があり、高尾山に登りました。
登った「いろはの森コース」では、いろは歌の頭文字が入った48種類の樹木が植えられているとのこと。
この機会を逃す手は無い!
ということで、登山中に48種類の樹木を探して“葉んてぃんぐ”してみました!
来週は、発見した葉っぱたちを見返して名前が分からない葉っぱを調べつつ、またまた“葉んてぃんぐ”に出掛けます!
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