[5・6年生]
タイトル:個の尊厳探究領域:自主自律
私たちはみな個の尊厳を持って生きています。
それは、みんなが「かけがえのない存在」であるということを意味します。
誰であろうと、どんな事情があろうと、個の尊厳を犠牲にすることがあってはならない……
しかし、現実社会は、すべての人々の命の尊さを保つのは無理と言わんばかりに、
競争の勝者のみが生きる権利があるかのようです。
今回のテーマでは、そんな世の中の姿に異議を唱え、
私は、決して私のためだけに生きているのではなく、私たちすべてのために生きている
という「証」を探す「哲学の旅」に出ます。
そのために、まず、私たちにとって不可避な「死」の「現実」を直視します。
「死」とはどういうことなのか?「死」によって私たちはどういう事態に直面するのか?
追究します。
そして、「死」があるからこそ見出せる「生」の意味について考えてゆきます。
「死」は「生」と不可分であり、「死」を「生」の「鏡」とすることによって
人はなぜ生きるのか考える糸口とします。
理不尽に訪れる「死」と同様に、実は「生まれる」ことも自身の選択によって生じた結果
ではありません。しかし、自己の選択を超えた大きな意味がそこにあるからこそ、
何かにとらわれることなく、ただ生きるだけで素晴らしいのだ!
という価値観の構築を目指して、白熱した議論と思索を繰り広げてゆきます。
RI
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