[5・6年生]
今回の駄菓子屋では、「明日も行きたい楽しいお店」のコンセプトを掲げ、「いかにリピーターをつくるか」に注力してきました。
9日間の営業を通じて、子ども達はリピーターづくりの大変さを
味わうと同時に、何度も来店してくださるお客様のありがたさを
実感したようです。
事業報告会でも触れたとおり、途中、商売が順調でない時もありました。
週が変わって気温が急激に下がり通行量自体が減ったり、売れ線商品が
ある日からぱたりと売れなくなったり。
売上や来客数がジリジリと下がる中、工夫してそれを乗り越えたことが
最終日の達成感につながったのでしょう。
一方で、反省点がなかった訳ではありません。
まず、売上&在庫管理で数字が合わない日が何日かありました。
何度も計算機を叩き直し、在庫数を確認しても誤差がなくならない状況で、
胃がきりきりと痛むような思いをしました。
お客様が減った時に、店員の元気がなくなってしまったこともありました。
そんな時こそ明るい雰囲気を作って、お客様を呼ぶ込む必要があるにも
関わらずです。
そして、準備に手間取り開店時間が遅れてしまったり、ラストまで残れる
メンバーが少ないことを理由に早めに閉店作業を始めてしまったことも
ありました。
自分が客の立場なら、そのような店には二度と行かないかも知れません。
ふりかえりの中で子ども達から出てきた「責任」という言葉は仕事の本質を
表しています。
自分の果たすべき責任を全うした先に、お客様の笑顔が待っているのでは
ないでしょうか。
事業として取り組んだからこそ、単なる駄菓子屋ごっこで終わらない学びを
得ることができたのだと思います。
HY
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