[5・6年生]
テーマ発表会ではこのテーマで取り組んできた学びの流れを各自が説明し、その中で海外とのやり取りに使用した英文のスピーチを行いました。そして最後に個人で今後取り組むプロジェクトについて発表しました。さすがは高学年、みんな堂々と発表することができていました。
特に良かったのはQ&Aタイムに質問を受ける時の姿勢です。どんな質問に対しても失敗を恐れず積極的に自分の考えを述べる子どもたちの姿勢はまさにこのボーダレスな世の中で大切な姿勢と言えるでしょう。
このテーマでは最初にプロジェクトを決めるディスカッションから子どもたちが司会や書記を行ったり、慣れない英語を一生懸命使いながら様々なITツールを活用して海外に住む人々を巻きこんでいくという新しいチャレンジの連続でした。
そういう新たな学びに対して子どもたちは好奇心を持って向かい、そして世界に住む人たちとつながることに感謝できる姿勢とそれを相手に伝える行動力を発揮してくれました。
オリジナル世界地図の写真は送り主の方々へ子どもたちからお礼のメッセージと共に送ります。本当のつながりはまさにこれからですね。
日本にいながら外国に住む人とつながること、そしてその人たちが自分たちのプロジェクトに参加してくれることは子どもたちにとってリアルな喜びと感謝、そしてたくさんの学びを与えてくれたようです。
世界中の人々がワクワクし、参加したくなるようなプロジェクトとはどういうプロジェクトなのか?どんなことに気をつければいいのか?そんなことをよく考え、話し合いながら相手の立場になって考える視点を大切にできたことはこれから様々な場面で役に立つことでしょう。そして失敗を恐れず新たなことにワクワクと胸を躍らせチャレンジする姿勢。
今ようやく子どもたちはボーダレスな世の中を少し実感し、スタート地点に立つことができたのでしょう。これからも人とつながる喜びと楽しさ、そして小さな力で大きなものを動かす素晴らしさをたくさん味わっていってほしいと思います。
YI
※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。