[5年生]
裁判を通して『正しい判断』について追究しました。
最初は、裁判を知るために傍聴へ出かけました。
大小様々な法廷があること、
被告人と裁判官に加え、検察官、弁護人の
存在を目にすることになりました。
冒頭陳述に始まり判決で終わる
という裁判の流れも把握しました。
弁護士さんも訪ねました。
判断基準としての法律についてなどの
話をうかがいました。
また、いくつかの課題をいただき
判断を下す練習を行い、
解説もしてもらいました。
「思いつきとかでは判決を
下せないとは思ってたけど、
やっぱり基準があるんだ。」
と一人の子がコメントを。
子供たちは、徐々に
法律や条件を基にして判断する
必要性を理解していきました。
外出の合間に教室で
警察と検察の違いや裁判員制度など、
何となく知っていたことを調べ、
確かめることもしました。
裁判所へ出かけての模擬裁判は、
日頃実際に使われている
正真正銘の法廷で行いました。
臨場感あふれる舞台に立ち
子供たちの表情には緊張と興奮の色が。
教室でも模擬裁判を行い、
裁判官、検察官、弁護人
それぞれの立場、役割を
冷静に考えてもみました。
発表では、各自作成した判決文を読んで、
質疑応答を自ら行いました。
ふりかえりシートでは、
「量刑の根拠の説明が弱い。」
「多面的に考えられていない。」
などの意見をいただきました。
それらの点を気にして、
落ち込む子もいました。
『正しく判断すること』の難しさを
あらためて感じました。
人生は判断の連続。
正しい判断をするという意識を
持ち続けることが大事になります。
TY※TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。