[6年生]
テーマ発表会では、いろいろと質問されて、
子どもたちにとっては、
「どんどん突っ込まれてきつかった……」
と大変だった様子。
「お客様の笑顔を獲得したとは言えないけど、できたかなと思うことはあった。」
「稼げばいいってものでもなくて、利益ばっかり見るのは何か違う気がしているんだけど。」
実際に6週間の間では試行錯誤する様子が見えていた。
人数が多い中で協力してやろうという姿勢が見えた。
事業計画・報告書の内容をしっかりと考えていた。
売上目標は達成したものの、それで満足はしていない。
駄菓子屋を成功させようと、真剣な姿も見られた。
ただ常に、
「お客様の笑顔を獲得できているか?」を考えて営業できていただろうか。
ただ物を売ればよいのではなく、
誰かに駄菓子屋を経営することでお客様に喜んでいただき、
またそのことが自分自身の心の喜びになることがあったのだろうか。
「事業は、社会や人々の幸せのために行い、その実現に向けて仕事をすることは大いなる喜びである」
という達成目標。
これは、社会に寄与するはず大人にも共通する大切な気付きであり、
この実感を得ることは簡単ではないであろう。
今まで働いたこともなく、
接客されて喜んだ経験ももしかしたら無い子どもたちには難しかったかもしれません。
自分が客となった時に、また来たいお店とそうでないお店があると思います。
また来たいと思う要素は、
安い、おいしいものが食べられる、便利な場所にある、知っている人が働いている、珍しいものが売っている、おまけがつく、楽しいお話が聞ける……
と多々あるであろう。
今回のだがっちゃんで考えたとき、
量販店ほど安くは売れない、
駅から離れている、
一度に仕入れられる商品には限りがある、と優位な点は少ないかもしれない。
仕事とは何だろう?
何のために働くのだろう?
お金をもらうとはどういうこと?
そういったことを考え続け、
日々の営業を常に試行錯誤して改善する中で、
お客様の笑顔を獲得するために必死になって動くことが必要だったのでしょう。
本テーマでの体験からどれだけ経験に繋げていくかが今後の鍵です。
発表会ででてきた意見を参考に、
この利益をどのように使うのか、話し合っていきたいと思います。
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※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。