[6年生]
冬休み明けのテーマ学習の初日。冬休みのホームワークとして取り組んできた作品の上映会を行いま
した。
誰であれ、自分の作品を客観的に観ることは難しいもの。
作品をより良いものにするために、他人からのフィードバックを参
考にするのが狙いです。
その日たまたまスクールに遊びに来ていた卒業生の男の子も上映会
のゲストとして参加してくれることになりました。
今回の6年生が映画製作でipadを使用していることを知ると、
「卒業してまだ1年も経ってないのに、すっかり時代が変わってし
まった気がするなあ。」
「ああ、僕ももう一回撮り直したいよ・・・」
と正直な感想が漏れます。
まずはスタッフの作品を上映しました。
互いに製作段階の途中は知っているものの、どんな作品に仕上がっ
たか興味津々な様子。食い入るように作品を観ていました。
そして作品を観終えたところでふりかえりを行います。
ストーリーと演出の観点でそれぞれ「良かったところ」「改善した
方が良いところ」を挙げていきます。
自分の中でもいまいちと思っていた箇所をズバリと指摘されたり、
ある演出の工夫が予想以上に評判が良かったり。
他者の視点を取り入れることで、自己評価と他己評価のギャップ
を認識できることを実感しました。
その後、子ども達の作品を順に上映し、同様にふりかえりを行いま
した。
発表会を控えているので、作品の内容については、ここではあえて
ふれませんが、
「淡々と話が展開するのは悪くないけど、観ている人に強い印象を
与えるために、最後の場面で動きがほしい。」
「主人公の夢のシーンで冗長な箇所があるので、それをカットすれ
ば、もっとすっきりして良いと思う。」
など非常に具体的なアドバイスが出てきました。
週の後半はフィードバックの内容をふまえ、修正作業を行いました。
今回のテーマも残すところ2週間。
人の心を動かす作品にするためにはどうしたらよいか、探究を続け
ます。
HY
※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。