[5・6年生]
駄菓子屋営業もいよいよ最終週。このままじり貧で終わる訳にはいかないと子ども達も必死になって知恵を
絞ります。
「駄菓子の家」が抱える課題は大きく分けて2つありました。
一つは、大量の在庫を抱え、売れ残りが予想される商品をどう処理するかと
いうこと。
もう一つは、減ってきた来客数をどう増やすかということ。
この課題を解決すべく子ども達が考えたのがくじ引き式ゲームの導入です。
何がもらえるかわからないこの紐吊り駄菓子は子どもだけではなく、大人の方にも
大好評でした!!
次第に店も活気を取り戻してきて、子ども達の表情にも明るさが戻ってきます。
店の雰囲気が明るくなったからか、通りがかりの人も気軽に店を覗いてくれるという
好循環が生まれていました。
最終日は開店早々、お客さんが次々に来店され、嬉しい悲鳴。
店頭から商品がみるみる無くなっていきます。完全に品薄の状態。
店側としては在庫ゼロを目指し、売り切り作戦に出ていたため、せっかく来て頂いた
お客様に欲しい商品を提供できないということも。
商売の難しいところです。。
結局、想定より早く商品が完売してしまいました。この時点で閉店時間まであと1時間も
残っていました。
まだまだお客様が来店しそうな雰囲気の中、緊急会議を開き、急遽、ニコニコロードの
駄菓子屋で商品を仕入れることに。
利益を度外視した値付けで、商品を店頭に並べます。
来て頂いたお客さんをこれ以上がっかりさせたくないという想いからの判断でした。
そして、それらの商品も売り切り、ついに閉店を迎えます。
結果的に、最終日の来客数は営業日の中で最高の37人!
「風邪で長い間休んじゃったけど、最終日にこんな想いを味わえるなんて嬉しすぎる!!!」
子ども達も喜びを爆発させます。
3週間に及ぶ駄菓子屋営業はついに終了しました。
いよいよ来週は事業報告会に向けて、活動内容のまとめに入ります。
HY
※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。