[3・4年生]
「詩人の旅」3週目は吉祥寺にある井の頭自然文化園への旅です。今回の旅の行き先を告げた途端、「やったー」の歓声が。
いつの時代も動物園は子ども達の心をわくわくさせてくれます。
井の頭公園で早めの昼食をとり、自然文化園に向かうことに。
園内マップで子ども達の目をひいたのは、モルモットふれあいコーナー。
「早く行きたい!」とみな興奮気味です。
飼育員の方にモルモットの正しい抱き方を教わり、早速、モルモットを
膝の上にのせると、
「めちゃくちゃ可愛い!」
「うちでも飼いたいなあ。。」
との声が。
ビー玉のような目でこちらをじっと見つめ、あったかくてふわふわ
しているモルモットにみな夢中の様子です。お気に入りの子にあだ名を
つけて呼ぶ子もいました。
その後は自然文化園一の人気者ゾウのはなこ、熱帯鳥温室、リスの小径などを
巡り、大満足の子ども達。
途中、テレビ番組の撮影現場に遭遇するというおまけも。
どれもスクールの外に出たからこそ味わえる出会いであり、こういう体験こそが
人の気持ちを揺さぶり、詩情を駆り立てることになるのです。
翌日はいつも通りふりかえりを行い、詩作に取り組むことに。
今回、自分の発見や感動が相手に伝わる詩になっているかという観点で
自分の作品を推敲することにも挑戦しました。
「どうしたら感動を伝えられる詩になるだろう?」
「この詩で自分の発見や感動が本当に伝わるか?」
問いかけにうーんと頭を悩ませる子ども達。
一度書いたら終わりではなく、自分の作品と何度も向き合い、文言を見直す。
作品をより良いものにするためには、避けることのできない作業です。
辛い、けど楽しい。
この「辛楽しい(つらたのしい)」感覚を楽しめるかどうかが、creativityな
学びにおいて最も重要になってきます。
次第に抽象度の高い内容を扱うテーマへ移行していく3、4年生にとって
一番の試練といえるでしょう。
今回のテーマもいよいよ折り返し地点。
そして、次回は最後の旅です。どんな旅になるか、楽しみです。
HY
※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。