[6年生]
達成目標「音楽言語映像を効果的に組み合わせて人の心を動かす作品ができる。」を提示すると、
「人の心を動かすって、どういうことかわからない。」との発言。
そこからまず、「人の心を動かす」とはどういうことか、人の心を動かす要因は何なのか探るため、
「自分の心を動かした作品とは何か?」について考えてみることにしました。
子どもたちからは、
「○○の言ったことば。『お金のことばかり考えてると、大切なことを見失うよ。』」
「遺伝のテーマで作ったDNAの歌。僕というよりもお母さんが元気づけられたみたい。」
「新幹線のCM。内容というよりも、最後の虹が広がっているシーンが良かった。」
「ドラえもんの最近の映画。いつもと違って地球のために戦うお話だった。泣いた。」
「がまくんとかえるくんのお話。『角を曲がったら』の話を真似して、あの角を曲がったら何が起きるかなぁと考えてやってみたりする。」
「本。参考になるから。」
などの意見が出てきました。
話をしていくと、人の心を動かすとはどういうことなのかという話になってきて…。
「心を動かされた作品はないと思う。」
「感動するとか泣くとかはあるけど、心が揺れる程度であって、心を動かしたとは言わないと思う。」
感動や怖いと思うだけはなのは、心を動かしたとは言わない。
けれど、映画を見て「自分もやってみよう」とか「〜〜かも」と思うような、自分の考えが覆されるようなことが心を動かされることではないかとの話になりました。
「心を動かすなんて簡単なことじゃないよね…。」
との発言。
でも、私たちが目指すことは、人の心を動かす映画づくり!!
「そんなの無理だよ…。」
と弱気な子どもたち。
ですが止まるわけにはいかない!
早速、映画づくりに不可欠なストーリーづくりから始めました。
今回、ストーリーづくりに参考にするのは古典。
ずっと受け継がれてきたお話には、現代の様々なお話にも活かされるストーリーの型が含まれています。
受け継がれるということは、何かしら人の心を動かす要素があるのではあるのではないか。
今回は、お題となる古典を読み解き、そのストーリーをベースにしてオリジナルストーリーを考えることにしました。
まず、卒業生が、古典『浦島太郎』をベースにつくった作品を見て、古典のストーリーをどう活かしているか探ってみました。
「『浦島太郎』のその後の話だ。」
「他の話はバッドエンドだけど、これはバッドエンドかな?ハッピーエンドかな?」
話し合ってきたことを参考に、
来週からは、オリジナルストーリーづくりに取り組みます!
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※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。