[3・4年生]
さあ今日はテーマ発表会当日です。朝の会を終えてから教室に戻りもう一度みんなで最後の発表練習を行いました。なかなか大きい声も出ているし、昨日よりみんなの息も合っています。 そしていざ会場のセシオン杉並へ出発!!今回の発表ではまず子どもたちから活動内容についても説明をしてもらいました。
まず最初に子どもたちが知っている食料のリスクを挙げ、そのリスクについて知っていることをイメージマップにまとめたこと。次に自分たちがムダにしてしまっている食べ物の量を調べるために給食の残飯調査を行った時の様子やその給食を作ってくれている救世軍とデパートの食料品売り場を見学し調べてきた廃棄ロスのデータについて説明しました。
そしていよいよ提言の発表です。まず沢山ある食糧のリスクに危険度・起き得る確率・自分たちが関われるかどうかを基準に優先順位をつけ、提言をまとめるディスカッションを行ったことを説明しました。それから自分の提言をそれぞれが発表しました。
『私は廃棄ロスを減らすために食べ物を残さず食べます。そのために食事は前もって必要な分だけ用意します。きらいなものはなるべく食べられるようにチャレンジをしたいと思います。』
『スーパーやコンビニに行ってもよくばらないようにしたいです。よく確認して本当にいるものだけを買い物かごに入れてムダのないようにしていきたい。』
『残したものをムダにしないようにぼくがアイディアを出してお母さんに作り替えてもらいアレンジして食べたいです。』
次に3・4年生全員で考えた家庭への提言です。
『冷蔵庫の食べ物の賞味期限を別の紙に書いて貼っておきましょう。』
『賞味期限が切れても食べれる物は食べましょう。』
『苦手なものと好きなものをいっしょに食べる工夫をしましょう。(ピーマンをハンバーグに入れるなど)』などなど他にもありました。
そして廃棄ロスを削減するためのスクールへの提言は
『苦手な食べ物を交換し合う。』
『自分の苦手なものや食べ切れないものを好きな人がいればその人に食べてもらう。』
そしてそれらができない時には『嫌いなものを食べてくれたらお返しに掃除をする。』ということを発表しました。
最後に廃棄ロスを削減するための世の中への提言を発表しました。
『地球上の一人一人が食糧を必要な分だけ買い、食べ残しをしないように心がけることが廃棄ロスさくげんにつながります。』
今回は共存共生という探究領域の中で食糧という幅広いテーマについて探求したので3・4年生にとっては大変なことも多かったと思います。ですがその中で実際に自分たちで動き、人と出会い、リサーチして様々なことを感じ考えながら仲間とのディスカッションを通して自分の学びとできたことはとても良かったと思います。また自分たちがどう食糧と向き合うのかということだけでなく、周囲・社会とのつながりについても考えながら世の中への提言を考えることができたのもこの探究領域の大切な部分です。みんなよくがんばりました。そして一番大切なことはこの発表でおしまいではなく、これからこの提言を実行して継続して問題意識を持っていくことです。それぞれの提言を胸にがんばっていこうね。
HY/YI
※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。