[6年生]
開店日は21日(火)。
残された限られた時間で準備をしなければなりません。
その中で重要なのは,事業計画をたてること。
実は、駄菓子屋を行う上で設定して条件の一つに、
理事長くぼぼぼにプレゼンをして認められれば家賃減免というものがあるのです。
これを活かさない手はない!!
まず、「どのような顧客に、どのような価値(商品・サービス)を提供するのか」という事業コンセプトを考えました。
考えられうる商品が、どんな層に受け入れられるのかを予想するところから開始。
「小学生には、ガム・あめとか、安いものが売れると思う。」
「中高生は、みんなで食べられるようなものがいいと思う。」
「○○(商品名)はどの層も好きだと思う。」
「公園の人は、ふがしとか懐かしいお菓子が食べたいって言っていたよ。」
中高生、親子、20・30代、40・50代、60代~と各々が挙げていき、ターゲットを絞ることに。
会議中には、
「全層に受け入れられたいから、全層の人気だろう商品を集めればいいんじゃない?」
と、ターゲットを絞ることの意味に悩んだり、
「これは、おいしいからいいと思う!」
「中高生は、きっと買っていくからねらい目だよ。」
と、通行調査の結果などを細かく見ずして、予想だけに頼り判断している様子が見られました。
話を進めるに連れて、だんだん
「去年の記録を見たら、△△は売り切っているよ。でも□□は売れていないみたいだ。」
「でも、ここにどこだけの人が通るんだろう?」
「(そこで調査をしていた)●●くん、どうだった?」
という、情報を使おうという姿勢が出てきたものの、
「あの通行調査って無駄だったんじゃ?駅のほうに向かう人も数えてしまっていたよ。」
「おれは、TCSに向かう人だけ数えてたよ。」
と、データ自体の不確実さ(?)も見えてきました。
各自、ホームワークとして考えてくることにし、
「子連れ・中高・大人」というターゲットに対して、
各ターゲットに対して「友達と一緒に食べられるような商品」や、
「大人が懐かしいと思う商品」といった、ねらい目商品として挙げました。
とは言うものの、
まだまだ不明確。
調査結果が事業プランに生かされていないし、
だからこそ、どうしてそのターゲットを狙うことにしたのかもわかりません。
そのことを理事長くぼぼぼに指摘されてしまい、何も言えない子どもたち。
これでは、事業プランとは言えない……。
もう一度考え直すことになりました。
それと同時に、値札やポスターの準備、仕入れた商品の記帳などを行いましたが、未だ十分と言えず。
さぁ、開店までに再度プレゼンはできるのでしょうか。
そして、開店準備は間に合うのでしょうか。
子どももスタッフも正直、焦っています……。
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