[3・4年生]
「ここって本当に東京なの?」電車が目的の駅に近づくにつれ、子ども達から驚きの声が次々と聞こえてきました。
今週は自然あふれる奥多摩でフィールドワーク(多摩川の石調査)を実施です。
現地での調査ポイントは3つ。
①半径2メートル以内の石の大きさ調査(20個)
②1メートル四方にある石灰石の数
③お気に入りの石を集める
現地に到着するやいなや、早速調査にとりかかります。
「黄色や緑色の石もあるよ!」
「この石、上下で色が違う!「天国と地獄」石って名づけよう!」
「やったー。石灰岩を数えたら、100個を超えたよ!」
子ども達は思い思いに、石の観察を楽しんでいました。
翌日、スクールにてフィールドワークの振り返りと採集した石の調査を行いました。
まずは自分なりの発見と疑問の発表です。
「石灰岩を水で濡らしたら、黒くなったんだよね。なんでだろう。」
「結構、大きな石がごろごろと転がっていたよ。」
「上下で色が違う石ってどうやってできたんだろう?」
疑問は発見の種。
その場ですぐには解説せず、石への興味・関心をさらに深めます。
次に採集した石を自分達の好きなように分類してみました。
「黒グループ」「灰色系グループ」・・・と色で分けた子
「ゼブラ石」「ナイフ石」・・・と形や模様で分けた子
「最強(上下の色違い)グループ」・・・と独自の言葉で分けた子
・・・
石の分類結果は六者六様となり、それぞれの個性が反映されていました。
次回は教科書や資料を使った科学的な分類にチャレンジし、知識を深めていこうね。
来週は多摩川中流の宿河原に調査へ行きます。
上流と中流ではどんな違いがあるのかな。
調査結果をお楽しみに。
HY
※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。