[1・2年生]
今週は先週集めてきてくれた『ありがとうアンケート』(最近言ったありがとうについてのアンケートを家族や友人に行いました。)について分類し、模造紙に貼り付けました。沢山あるアンケートを子どもたちの感覚で分類します。
「これとこれは、やってくれてありがとうだよね。」
「これは譲ってくれてありがとう。」
「これとこれは嬉しくって言ったありがとうだ。」
「これは楽しくさせてくれてありがとうだ。」
いろんな人から集めた『ありがとう』にも様々な背景や思いの違いがあることに考えをめぐらせる
ことが出来ました。
次に、町や公園で実際にありがたい事をしてくれている人を発見する次なるミッションに向けて
作戦会議を行いました。題して『ありがとうを探せ!』です。
どこに行ってどんな人がしてくれている『ありがとう』を発見できるかみんなで予想し、
外出のプランを立てました。
『蚕糸の森に行ったら管理人さんが働いてくれてるよ。』
『掃除の人もいるはずだ!』
『ふつうの人がゴミを拾っているかもよ?』
『中野駅まで歩いていこうよ。その途中でありがとうを見つけられると思うよ。』
『荻窪の公園に行きたい。』
『ニコニコロードにお店がいっぱいあるからありがとうがあるんじゃないかな?』
などなど。
結局、徒歩圏内で行ける場所ということで蚕糸の森公園とニコニコロードに行くことに決定。
今週はみんなもお得意の蚕糸の森公園に行きました。 2人一組のペアに分かれて『ありがとう』を探し始めます。待ち合わせ場所はロッククライミングに3時。
それぞれのペアで公園を何周もしながら探しています。
私も一緒にいるところで清掃係の方が掃除をしてくれている場面を発見!
子どもたちは『やったーー!!』といいリアクションをしています。 続いて杉十小学校の守衛さんを見つけました。
『あーーー!守ってる人だー!おーーーいみんなー!こっち来てー!あの人が見守ってくれているんだよ。守ってくれてありがとうだ!』
どんどん見つかるものではなく相手次第では発見できない『人』を対象にしているので、
発見できた時の喜びもひとしお。歩き回りながら発見する喜びを味わっています。
子どもたちの中には看板に興味を示す子もいて、『ねえ、ポイ捨て禁止の看板にありがとうって
思うけどメモしてもいいかな?』と私に聞いてきました。もちろんそれも発見なのでOKにしました。
しかし、看板ならばどれでもいいということではなく、そこに『ありがとう』を発見したものに
限ります。
公園から戻ってきて、スクールで各ペアの発見を発表してもらいみんなで共有しました。
自動販売機の中身を入れ替えてくれいる人を発見したり、タバコの空箱を拾っている一般の方を
発見したりして子どもたちは充実の表情。
来週も『ありがとうを探せ!』第二弾だ!がんばるぞ~!
YI
※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。