[3・4年生]
この日もふれあいの家にお邪魔しました。
「よく来てくれたね。いらっしゃい」
皆さんが優しく迎えてくれました。
近くにある同じ経営母体の施設の方々が来て、対抗戦を行い交流を深めるということでした。
その方たちと一緒にレクリエーションを楽しむプログラム。
今回は、風船バレーという競技のお手伝いとして、得点係と、玉拾いをさせていただきました。
玉拾いは、コートの外から出たボールをコートにつく前にそっと選手に返してあげるのです。
子どもたちは、打ちやすいように軽く打って返していました。
裏方に徹底をしている姿を見て、
「ちゃんと打ちやすいように丁寧に返してくれて、優しいねぇ」
と感心する言葉が聞こえてきました。
ゲームは白熱していき、応援にも熱が入っていきました。
ある子どもは飛び跳ねながら応援していて、
ポイントが応援しているチームに入ると、
「やった!」ととても楽しそうにしていました。
思いがこもっていき、そんな心が嬉しく感じたようでした。
とても雰囲気がよく盛り上がっていました。
ボランティアを終わり、帰ろうとすると、
対抗戦に出てきているチームからも子どもたちの様子を見て、
「うちにもぜひ来てよ!」
という声が聞こえました。
「行ってみようよ」
「行きたいな」
そんな嬉しい声に子どもたちも、敏感に反応していました。
視野も広くなっているのか、慣れてきたのか、
自分から、これは手伝えるのではないかと
考えて動いていました。
その姿を見てということや、やはり子どもの声を聞いていると元気がもらえるということもあり、
「絶対くれなきゃダメだよ」と嬉しい声を聞くことができました。
水曜日には、病院にて綿布切りをしました。
手馴れたもので、作業は確実に上達をしています。
坦々と作業をしていきました。
しかし、確実に心の緩みは見え、
作業の手が止まってしまうなど、
効率も悪くなってしまっている場面も見られました。
単純作業の方が、人と触れ合うことよりも精神力が問われるといったところでしょうか?
自分自身で振り返りました。
前回、別の施設に誘われたことに関して、実際に訪問させてもらえるように交渉することになりました。
ただし、自分たちでアポイントをとらなければなりません。
相談の電話をしてみようということで、
まずは電話をかけたときの対応の練習をしました。
目的と自分達たちがどうして行きたいかを簡潔に分かりやすく説明しました。
自ら考えて動いてみることはとても大切なこととです。
「検討します」という返事をもらえたので、訪れることができる可能性が出てきました。
子どもたちは、求められたことが嬉しかったようでとても気持ちが高ぶっていました。
今回の自分たちが何回も訪問をして、喜んでくれている姿を感じ、とてもやりがいを感じています。
「最終週はテーマ発表の準備をするので、来週でで訪問するのは終わってしまいます。
そこで終わりです。ふれあいの家の人はどんな気持ちになっちゃうかな?」
という問いかけをしてみました。
「自分たちは楽しかったけど・・・」
「さびしがっちゃうかな?」
「ずっと続けていけるといいのにな」
ふれあいの家にずっと続けていったり、何か恩返しのようにできることはないのかを話し合い考えました。
①自分たちのフリーの時間を利用していけるようにする。
②出し物を見て楽しんでもらう
この二つのことを具体的に進めて行くことになりました。
果たして、この思いは通じるのでしょうか?
TK
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