[3年生]
今テーマもいよいよ大詰めとなってきました。
やるべきことがまだまだ盛りだくさん。
使命としてあるのが弁当の作成。
しょうが焼きライスバーガーを作るといっていた子が、
「今日、材料持ってきたから作れるよ。」
と声をかけてきた。
週末、自宅で作った第一号試作では、
ご飯がすぐにくずれうまくいかなかったので、
改良を加えたとのこと。
早速実習へ。
料理本で彼が目を付けたライスバーガーには、
野菜がほとんど使われていなかった。
そこで、しょうが焼きに玉ねぎ・人参・ピーマンを加え、
サラダ菜を具を載せる材料として使い
栄養のバランスがとれるようにアレンジしていた。
初めての料理作りなので、
決して手際はよくないが、
真剣に取り組んでいた。
校長を交え試食タイム。
「この味はぼくは好きだよ。」
の校長の言葉に少し照れる。
しかし、
「ご飯がくずれて食べにくいのが残念だな。」
と聞いて悔しそうな表情に。
具をはさむご飯の改良はまだまだ、
充分でなかったことを痛感したようだ。
はっきりとは言わなかったが、
さらに改良し作り直したいようであった。
(テーマの期間を気にせずがんばれ!)
一方、もう一人の子は、
自分の好みの弁当と栄養バランスを
どう調整しようか悩んでいたが、
最後に来て大きく方向転換。
受験勉強をしている人のために、
頭の良くなるのに必要な栄養が
中心のメニューを考えたようで、
「週末に家でつくってみる。」
と言って帰っていった。
週の中ごろには、
消化・吸収についていくつかの実験も行いました。
ご飯を使って唾液の働きを調べたり、
腹ばいになってストローで吸い上げた飲み物が、
食道から口へ戻らないかを確かめたり。
「体が下向きでも、飲んだものは胃の方に行くのが分かる。」
と一人の子が食道の中の感じを伝えてくれました。
体のことに気持ちと時間を奪われがちでしたが、
「こころに栄養」のことも考えなければなりません。
先々週から少しずつ触れてきた『勇気宣言』。
2階に掲示されている先輩たちの宣言を見てはいるものの、
3年生のかれらにはまだ、どのような言葉が有効か
中々見当がつきにくいようです。
そこで、少しでも役に立てばと思い、
アメリカの作家の絵本『勇気』を
みんなで読んで見ました。
きらいな やさいも
いやな かお せず
たべるのも ゆうき。
かみを ばっさり
きってもらうのも ゆうき。
といった言葉を楽しそうに読んで
自分なりの例文を口に出したりしていました。
少しでも参考になればよいのですが。
さて、来週はいよいよ発表会。
残りわずかとなり、やり残しがでないよう
最後まで頑張ろう。
TY
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