[4年生]
いよいよ最終週。
年表ができあがり、貼り出しました。
それは、壁一面覆い尽くす量になり、その100年の歴史の深さを感じさせます。
その年表を見ながら、深く歴史を探っていきました。
「年表を見比べて、変わってきたものって何?」
と問いかけると、
「流行している歌は、変わっている」
「戦争中は、軍歌がはやっている」
「最近の曲は踊れるような感じの曲」
「給食も戦争中は、一品。物がなかったから少ない」
「戦争前の方が、二・三品ぐらいで多いな」
「戦争の後は、どんどん栄養がよくなっているよ」
その他のことで「変化したもの」に関して、探っていきました。
変化してきたものでは、歴史が移り変わり、少しずつ変化してきたことから分かりやすく見つけやすい。
「変わらないことってあるのかな?」
と問いかけると、
「人がいるのは変わらない」
「歌があることって自体は変わらない」
確かに。
でも何かみんなをあっと言わせるような、発見はなかなか見つかりません。
いろいろと議論をしているところで、
「ヨーヨーというのは、ときどきブームになっているな」
「ハイパーヨーヨーって新しくなってるけどね」
「そういえばベーゴマもベイブレードになった?」
「あそびのゲームとかをして楽しむことは変わってないな」
「どうしていつの時代もあそぶのかな?」
「楽しいからに決まってる!」
深く深くその歴史で共通していることを見て分析すると、いつまでも続いていたり、時折ブームになるような要素、内面のことは変わらないことが出てきました。
それからは、発表に向けての原稿作りとスライド作りに追われました。
まずは、自分たちの伝えたい歴史を選び出し、スライドを作り、順番を考え、
原稿を作り、さらにもっと良くなるようにと推敲していきました。
ずっと根気のいる作業で、何とか発表会に間に合いました。
いよいよ本番。
発表会では、家族の歴史とその他の歴史が移り変わっていくところを映し出し、さらにスライドを流しながら、その当時を代表する音楽を流していきました。
家族のエピソードを交えながらの発表は、時々、笑いもおき、そして「なるほど」というような声も聞こえ、とても和やかな雰囲気で終えることができました。
TK
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