[5年生]
今週から「気象データを統合して、天気の変化をどのように予測するか?」という段階に入ります。
先週までに得てきた知識を繋げると、前線について理解することができます。
今までに天気図を見続けてきて、前線という名前は知っていても、
これが何なのか、天気にどのような影響を与えるのかは分からず、
前線を使って天気図を見ることができなかった子どもたち。
前線とは何か、大気がどのような状態だと生じるのか、
どんな種類があって、前線がどのように天気に影響するのかを学ぶと、
天気図を見方が変わって行きました。
「この雲が西に動いて晴れる」
「前線が日本に接近する」
など、天気図を読む際に、今まで学んだことを活かそうとする姿勢が見られました。
ある日のこと、前日は晴れたのに翌日は雨が降ったことがありました。
2日間の同じ時間の天気図を比べてみると、あまり変わっていないように見えます。
みんなで考えてみるが、んーわからない。
「気圧や前線の位置はほとんど違いが無いように見えるけど、
どうして天気が変わったんだろう?」
そこで、
「気象庁の人に聞いてみたら?」
とのアイデアが、子どもたちから出てきました。
早速、気象庁の天気相談所に電話!
天気相談所の気象予報士からは、
「気圧の谷ができているね。」
「わずかに前線が北上して、日本に近づいているんだよ。」
こうして、現人から天気図の読み解き方を一つ教わることができました。
天気図を読み解くことには慣れてきた子どもたち。
ここからは気象予報士の視点も活用しながら精度を上げることが必要となります。
来週はいよいよ最終週。
発表の準備とともに、天気図を見続けて、読み解くことに挑戦し続けよう!
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