[5年生]
今週から、どんどん予測をしていきます。
毎日、天気図を見比べるとその変化に気付いていく子どもたち。
「台風8号がいなくなった。」
「高気圧が北東に動いているよ。」
「北東の低気圧が動かないでいる。」
それと合わせて、私たちがいる杉並区の上空はどうなっているのか、
屋上へ上がり実際に空を見て雲量を感じます。
「この空の雲量は7かな。そうすると今の空は晴れだ。」
さぁ、このようにデータを使って、天気の変化を予測しているけれど、
気象データにはどのようなものがあって(気象庁はどのようなデータを集めているのか)、
それらのデータをどのように集めているのか。
実際に自分たちでも観測して体感してみよう!
牛乳パックとアルミホイルで周りを囲んだ気温計、
セロハンを繋げてその伸び縮みで測る湿度計、
その他に風速計と風向計を手作りで制作し、観測を行いました。
数時間おきに測ることは容易ではありません。
もちろん、適当に測ることは許されないですし、
毎度同じ場所で測るなど、正確な計測が求められます。
そうして集めたデータをグラフに表すことにも挑戦しました。
ある日のこと。
昼頃の天気図や気象衛星画像を見て、
「台風9号は、韓国に向かっているよ。だから日本には台風は来ないんじゃない?」
という考えから、翌日の天気を「晴れ」と予想。
しかし、なんと、翌日は朝から雨。
その後、雨は強くなっていきました。
「雨が降ったね……」
子どもたちはどうしてこうなったのか気になっている様子。
早速、天気図を見てみると、台風9号が進路を変更して日本に接近していたのでした。
それを見て驚く子どもたち。
さて、どうしてこのようなことになったのか。
それを理解するためには、もっと気象データを読み解く力や気象の変化の原因を知ることが必須となってくる。
来週以降は、天気図から更に多くのデータを引き出すこと、
風はどのように動くのかを追究していきます。
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※TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。