『東京発見伝』は4週目に入りました。
これまでに副都心の都庁、
皇居・官庁街・国会議事堂などの皇居周辺、
浅草橋・浅草・かっぱ橋の下町と
3回にわたり東京の街を歩きました
それぞれの場所へ実際に足を運んだことで
『外観』、『雰囲気』、『人の流れ』などの違いを感じ取り
「東京は同じような所ばかりではない。」
ことを二人とも意識できたようです。
さて、今週からはデスクワーク中心となります。
二つの課題
1)東京の歴史、多様性を探る
2)自分の言いたい事をうまく人に伝える。
に向かって動き出します。
そこでまず、それぞれ、特に気になることや面白いと思ったものを
再度洗い直してみました。
「何で裁判所の前でビラを配ったり、演説をしているのかな?」
と一人の子は、いまだに気にしている様子。
裁判、裁判所については彼なりのイメージはあるようだが、
それが漠然としていることにも薄々気がついているようです。
ただし、「もっと知りたい。」と思っても、
自分から積極的に動けないようなので、
こちらかの後押しが必要になる。
そこでまず、東京高裁の前と最高裁判所の周りの雰囲気について聞くと、
「・・・・・、最高裁の方は人がいなかった。」
と思い出すのに少し間はあったが、はっきりとした答えが返ってきた。
続けて、「ビラを配っているおじさんや裁判所について自分で調べてみる?」
と誘うと、間髪いれずに
「やってみる。」の返答。
どうやらもう一度現場に出向き、おじさん本人に話を聞いてみることに
乗り気になったようです。
そのためにやるべきことを打ち合わせをする。
「まず、訊きたいことを書き出してみよう。」
ペンを片手にノートに向かう。
「事前にインタビューの練習しておいたほうがいいよね?」
「うん。」
きっといい経験になるはず。頑張ろうね。
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もう一人の子は、
『夢の下町バス』・台東区の『東西めぐりんバス』や
国会議事堂付近で目にした警察車両などの乗り物
全般をお気に入りの筆頭に挙げる。
それにかっぱ橋で写真に収めていた食品サンプル
『生ビールのジョッキ』が続く。
四コママンガのごとく、徐々に傾き最後はテーブルに泡が
こぼれ出るという四つワンセットのサンプル。
「なんでビールがこぼれるの。」
とささやいたコメントはとても良かったよ。
さらに、きび団子、雷門、バンダイのビルと枚挙にいとまがない。
二人が『ニセ花』と呼ぶ造花にも未練があるようす。
この時点ではまだ絞りきれていないことに
少し不安は残るのだが。
次週からはまとめの作業に集中していこう。
TY
※TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。