今回のスペシャル探しは、から始まりました。
自分の好きなスポーツ、好きな音楽、自分の宝物などなど
みんなが交代で質問していき、
内面を深く見ていくとその子らしさというものがだんだん見えてきます。
「僕の宝物は、地球、あとお金」
「僕の宝物は、お母さん!」
「らしいねぇ」
「それらのことは幼稚園とかもっと前から変わらないのかな?
「・・・わからない」
「生まれた頃はどんな子のだろう?」
「生まれた場所はね〇〇で生まれたんだって」
「どのくらいの大きさで重さだったのかな?」
「知らない」
生まれた時は記憶もないので詳しくは知りません。
そこで、親御さんにご協力を頂き、それぞれの「生まれてから、ものがたり」という手紙を書いてもらいました。
その手紙を、まず自分達で読んでみます。
何やら、みんなテレながら、笑いながら真剣に読んでいます。
手紙を読みながら、
「見て、ぼくってね・・・」
このように話しかけてきて、
自分のことを話をしたくてしょうがないという気持ちが強くなったのが伺えます。
ある子が生まれた頃の話を聞いているうちにその子の赤ちゃん時の写真をを見たいと言い出したので、
みんなで持ってこようということになりました。
次のテーマでは、みんなの持ってきた写真を見て、話が弾みました。
「このころから顔は変わらないね。」
「ほんとだ」
「この写真はね、3歳頃の写真だよ」
手形や足形も生まれた当時のものを持ってきました。
「こんなに小さかったんだ。どのくらい伸びたのかな?」
早速、定規を出してどのくらいかを見てみます。
昔の足形と見比べてみたら、ある子が少しでがかったので、疑問に思い、
どうしてかを考えていたら、生まれた日から少し時間が経っていたことが日付で分かりました。
「これは、何歳のときだ?生まれたのが〇〇年だから・・・」
「□ヶ月?・・・あれ違う?」
年をまたぐと単純なひきざんではなく、1年の12月の周期であることを考えなければいけません。
図に描いてみるとよく分かります。
「じゃぁこれは・・・生まれてから〇ヶ月のときだ!」
生活の中で算数が息づいています。
その後も話は弾み、
「僕の見てよ」
「見て、これ・・・」
と、アピール大合戦となりました。
そのことから、自分のことを話すのが楽しいということが伝わってきました。
TK
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