「食べ物の旅」ということで、胃・腸についての学習の続きです。
「胃はこぶし2個分なんだ」
「十二指腸は、消化液が混ざるところなんだ」
「十二指腸って小腸の一部になるんだ」
「小腸で栄養を吸収していくんだ」
各消化器官について、調べていくうちに疑問に思ったことを
実験をして確かめてみました。
まずは、食道のせんどう運動について
「逆さになっても物をのみこめるのか?」ということを確かめました。
「食道はこの長さだから、逆になるには・・・」
「本当だ。飲み込めた!」
「口から出てこないよ」
実際に体験をしてみることでその不思議さを実感していきます。
体験してみるとさらに疑問が浮かび上がってきます。
「横になったらどうなるのだろう?」
思ったら即行動。実際に確かめてみました。
「逆さのときよりも飲み込みづらい気がする」
「なんでなのかな?」
「食道を開きっぱなしにすると一気飲みができるのかな?」
「きっとそうだよ。何か見たことある。」
これは実際にやってみてもうまくいきませんでした。
やはり、技というかコツがあるようです。
次には胃についての大きさを実感するために、風船に水をためて擬似的なものを作ってみました。
「こぶしに2個分の大きさだったのが、こんなに膨らむんだ!」
「以外に重くなるんだ」
実際に自分の体に合わせてみると、またその大きさに驚きます。
調べていると、小腸の表面積について広げてみるとテニスコートぐらいの
広さになるということが分かりました。
「どれくらいの大きさになるのだろう?」
「テニスコートの広さってどれくらいなるんだ?」
「適当に測って何倍とかにすれば分かるんじゃない?」
最後はめんどくさがって、手を抜こうという気持ちから出た言葉でした。
しかし、何事もやってみないと分からない。
とりあえず測りにいくことにしました。
いまいち表面積を広げるというイメージがつかなかったようですが、
実際に測ってみると、その大きさに驚いていました。
体の中にそんなにも広いものが折りたたんであるということはまさに神秘としか言いようがありません。
実際に動いて確かめて、実感値を増やしていくことは、学びで重要であると肌で感じた子どもたちでした。
TK
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