今週から新しいテーマが始まります。
5年生の最後のテーマは「メディアdeリテラシー」
探究領域は「意思表現」です。
世の中は情報に溢れています。
それらの情報はすべて編集され伝っているのです。
TVもラジオも映画も新聞も
普段の何気ない会話だってそうです。
実は気づいてないかもしれないけれど
私達は編集された情報を得て、自分で編集して
何かを伝えているのです。
今回は、「メディア」の事を学んでいくわけではなく
「メディア」を通じて「リテラシー」を学んでいきます。
まずは子ども達に新聞を読んだことがあるか聞いてみました。
「おっさんの読むものだよ」
「僕はたまに読んだりするよ」
「電車とかで読んでる人の見ちゃうことあるよね」
新聞を読むことは子ども達の身近なものではなさそうです。
そこでその日の新聞の一面を見比べてみることにしました。
「キリンとサントリー一緒にならなかったんだよね」
「そうそうニュースでみたよ」
「どの新聞にも同じ記事がのってるよ」
読んではいなくても記事の内容についてはかなり興味があるようです。
その後、新聞社によって違いがあるのか、
見出しをチェックしてみることにしました。
すると、見出しの数・内容に違いがありました。
また、同じ内容の記事でも新聞によって大きさにかなりの違いが見られました。
「なんで同じ記事なのに新聞社によって大きさが変わるんだろう?」
「新聞社によって大きさを変えなきゃいけないルールがあるんじゃない?」
「情報が集まった記事が大きい!」
「新聞社の人がコレはあまり重要じゃないなぁとか決めてるんだよ!」
「読む人に関係してる記事を大きくしてるんじゃない?」
いい答えが出てきたところで、記事の内容を見比べてみることにしました。
毎日新聞と読売新聞の「殺人時効撤廃案」の記事です。
見出しを見て「こっちの方が弱い感じがする」
「こっちは『決定!』って感じだから強いイメージだよ」
その他にも「こっちには表があってわかりやすい」
さらに「こんな話はこっちの新聞には載ってなかったよ」
など、違いがみえてきました。
「なんで同じ記事なのに内容がこうも変わるのかな?」
「他の新聞社と同じじゃつまらないじゃん!」
「記者の思いが違うのかなぁ?」
なるほど。いい視点です。
来週はいよいよ自分達もプチ編集をしてみます。
果たしてうまくできるのでしょうか?
LM
※TCS2009年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。