先週、3人がお互いに対して「ありがとう」という気持ちを持っていることが分かりました。
そして、お互いに目を見て、「ありがとう」の気持ちを声に出して伝えてみました。
ちょっと照れくさくて、相手の目を見るのがなかなかできない子もいましたが、
3人とも「ありがとう」という時もいわれる時も嬉しそうな顔をしていました。
「『ありがとう』っていわれた時、どんな気持ちがした?」
「うれしい」「こころがきもちよくなる」「自分もありがとうっていうきもちになる」
「うれしくて音楽が少しずつ聞こえてきた」「自分の心がやさしくなる」
今まで、意識してこなかったけど、ありがとうのパワーってすごいね!
さらに、「『ありがとう』って言うと、ほんとにやってくれたから、すごいありがとうっていう気持ちになる」
と、声に出して「ありがとう」の気持ちを伝えることで、より自分の中の感謝の気持ちが大きくなる
ということに、子ども達は気付きました。
確かにそうです、感じているけどなかなか表現していない気持ちを声に出して表現することで
改めて自分の気持ちに気付くのです。スタッフの私も勉強になりました!!
「ありがとう」の気持ちを声に出したりして
表現することが大切だと分かったところで、
みんながお世話になっている人達にどうやって
「ありがとう」の気持ちを伝えたらよいか、考えました。
その中で、みんなのお弁当の中にいつも入っていて、
いつもはお母さんに作ってもらっている「卵焼き」を
お母さんや家族のみんなにプレゼントして、
「ありがとう」の気持ちを伝えよう!というプロジェクトが発足したのです。
まずは、家で卵焼きを作ったことのある子が他の2人に手ほどきを・・・
試食してみたら「おいしい~~!!」これなら「ありがとう」が伝わるね!
一人ずつ、卵を割るところから全部自分で卵焼きを作り上げました。
そして、手紙と共に家族のみんなにプレゼントしました。
「ありがとう」「すごいね!」「美味しいよ」などと言ってもらい、「もっと色々お手伝いしよう」
「次なる卵料理を考案中」と、子ども達も、手ごたえがあったようです。
そして、スクールの友達にも手紙を書いて「ありがとう」の気持ちを伝えました。
思ってても、伝えないと伝わらないよね!
YT
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