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Borderless World

[5・6年生]



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「ボーダレスワールド(Bordeless World)、ボーダレスってどういう意味か誰か知ってるかな?」 私が問いかけると子どもたちから返事がかえってきます。

「less は、無いって意味だからBorderが無い。つまり国境が無いってことじゃない?」「境目がないってことかな?」

「じゃあ境目がない、境界線がないってどういうことなんだろう?本当に国境がなくなるってこと?」

「心がつながるってことだと思うんだけどな。」

「ちなみにBorderを辞書で調べると国境・境界線・縁・淵・限界が無くなるって書かれているね。」

「じゃ限界がなくなるから他の人とつながる!」「国境を越えて言葉を超えて外国人と一緒に学ぶ!」「世界が一つになるってことじゃないかな。」

他の子の意見にヒントを得ながらだんだんと意味の受け取り方に広がりが出てきます。

それから、このテーマでは通信技術の発達に伴い、すでにボーダレスにいつでもどこでも世界中とつながることができるこの時代だからこそ、実際にTCSに居ながら世界とつながりそして巻き込み何かを変えることができるということを実感するのがミッションであるとシェアリングしました。
そして子どもたちはまず、世界中の人々を巻き込むことができるようなおもしろい・ワクワクするようなプロジェクトをみんなで決めるためにアイディア出しからスタートしました。

「自分の町や国の名所の写真を送ってもらって名所を集める」
「世界の人の好きな言葉を集める。」「指紋交換」(笑)
「好きな絵や字、写真を世界中から集めてウェブサイトを作るのはどうかな。」
「耳紋を集めるてマップを作る。」
「おもしろ法律集め」
「世界の天然記念物を送ってもらってWEB生物園を作る。」
「メッセージボトル」
「おもしろ動画をぼくたちが作って世界の人にもそこにどんどん続けて動画を作ってもらってそれをパソコンで見れるようにするとか、つながってなくてもいいからおもしろ動画を作ってもらってそれを紹介するのはどうだろう。」
「それおもしろそう!いいね」「うん。いい。」
「それに募金できるようにしたらいいんじゃない?」「募金集めてどうしたいの?」「TCSに寄付するか、困った人のために使う。」
「自分の町の好きな景色を送ってもらってWEB景色美術館を作る」「あ!それに”いいな”ボタンをつけて”いいな”と思ったら募金してもらう。」
「鉄道とか交通網でその国の大事な手段を送ってもらって比べるプロジェクトはどう?」

などなど他にも沢山のアイディアが子どもたちから出てきました。

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そして次は集まったアイディアの中からグループディスカッションを通して自分たちがチャレンジするプロジェクトを決めていくことになります。
そのためにグループでの意思決定のルールを決め、みんなでシェアしました。

【1.他の人の話をよく聞く2.よく質問する3.自分の意見ばかり言わず他の意見にも心から耳を傾ける4.みんなの意見の一致(コンセンサス)を得るためにベストを尽くす】

ここからは子どもたちに司会も書記もお任せして私もディスカッションの一参加者になります。 さあどんなワクワクプロジェクトに決まっていくのでしょうか。乞うご期待です☆

YI

TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。



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