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続 多摩川「石」見っけ隊 in 宿河原

多摩川「石」見っけ隊、今週は場所を変え、中流の宿河原にてフィールドワークを
行いました。

「石灰岩が全然ない!」「なんでだろう?」
「普通の石ばっかりでつまんない。奥多摩の方が面白かったなぁ。。」

調査を始めるとすぐに、子ども達から疑問や感想の声が聞こえてきます。
さすが、チビッコ隊員たち。
奥多摩との違いについて意識しながら、てきぱきと調査を進めていました。

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そして、スクールに戻り、フィールドワークの振り返りです。
子ども達に疑問や発見を発表してもらい、奥多摩との調査結果と比較する中で、
皆の意見に共通する事柄が見えてきました。

それは、

①「宿河原にはなぜ石灰岩がないのだろう?」
②「(宿河原の方がより下流に近いので、)小さい石ばかりかと思ってたけど、
  意外に大きな石もあったよね。」

という2つの疑問です。

「石灰岩は柔らかいので、流されるうちに砕けて、溶けてなくなってしまったのかなぁ。」
「奥多摩には大きな岩があったけど、宿河原にはなかったよ。
 岩が川を転がるうちに削れてできたのが、あの大きな石かも。」

謎は深まるばかり。
ただ、流水と石の生成との関係がキーポイントになりそうだというイメージを
持っていることがわかりました。

そこで、そのイメージを整理するために、「石ころ地球のかけら」という絵本を読むことに。

多摩川に多くみられる石は、岩が砕けてやがて砂や泥になり、それが海に流れ着いて
堆積し、再び石になったもの。
自分達が見つけた石は、そんな旅の途中の姿であることを理解し、子ども達は
ますます石への興味を深めたようです。


来週以降は、実験を通じて、石の生成についての疑問を解決していきます。
実験結果をお楽しみに。

HY

TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。



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