[1・2年生]
新テーマ「サインを受信せよ!」が始まりました。
でも、サインって何?
よく聞くことばだけど、どういう意味で何を指すの?
そこでまず、サインと聞いて何をイメージするか、イメージマップをみんなで作ってみました。
「心のサイン!」から始まり、
「ぼくのサインを読みとって!」と、向かいの子に険しそうな顔をしてみたり。
サインとは、表情や音、手・体の動きといったものがであるという意見が多く出ました。
また、
「サインを見つけても気づかなかったら×」
「感覚アンテナがいるんだ」
「気付くと心の中でブザーがなる」
「『我感じるゆえに我あり』のテーマに似てるね」
「サイン無かったら、困ることがある」
「サイン無かったら何もできない」
「サイン無かったら行きたいとこにもいけない」
「受信したら発信しないと!」
「メール送っても返って来なかったら届いたかどうかもわからない」
といったサインが無かったらどうなるか、サインとどう向き合うべきかというイメージも出てきました。
サインとは何なのか探るためにも、そして発信するためにもまず受信しよう!
ということで、翌日より身の回りのサイン集めを行いました。
TCSの周辺を回っただけで、150近くのサインと思われるものを見つけました。
そのほとんどが、自動販売機の値段表示や缶のデザイン、ポスターや案内の矢印、「止まれ」の標識や、地面に書かれた「緊急車以外立ち入り禁止」、ごみ回収の案内板など、目に見えたマークや文字。
イメージマップに載っていなかったものばかりだったのが印象的でした。
他にも、指でつくった『田』の字や、樹皮も挙がりました。
じゃあ、これら発見したものを「かたち」ではなくそのものが持つ「機能」の観点で分類してみると、どんなことが見えるだろう?
「これは公園のルールだ」
「木の名前を教えてる」
「これはここだよって教えてる」
「コカ・コーラの宣伝だ」
と、サインの持つメッセージを解くことで、各々の伝えていることの違いが見えてきました。
また、“教えてる”というキーワードがほとんどのグループに入ることに気付き、
「(サインは)教えてるんだ!」
という発見にも至りました。
それに、公衆電話の落書きを指して、
「これは何も伝えてないからサインじゃないと思う」
と、サインとサインじゃないものの違いも探ろうとしていました。
分類はまだまだ途中。
来週も引き続けて、サインの機能に迫ろう!
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※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。