[5年生]
テーマ学習「ロストエナジー」が始まりました!
先輩たちの発表から、政策提言することは意識している様子。
しかし、テーマ名を提示し、
「エナジーと聞いてイメージすることはある?」
とたずねても、
「……」
「ロストってロスタイムのロス?」
とまだイメージは広がっていないようで。
そこで早速、今回の発表会でのミッションを伝えました。
それは、「総理大臣候補として、『消費電力50%減で豊かに暮らす社会』を提言する」こと。
そこから自然と、子どもたちがエネルギーに関する世の中の動きについて知っていることや感じることは何かという話になり…。
「原発は無くなって欲しい。」
「原発なくても電気足りてると思う。」
「具体性のある政策じゃないと説得力がない。」
「足踏み発電とかあるって聞いた。」
「蓄電ってどうなってるんだろう?」
「発電の仕組みがよく分かってないのに、あれこれ言っていいのかな。知りたいな。」
と子どもたちからは様々な意見が“止めどなく”でてきました。
イメージで考えてることもあれば、知らないから判断できないこともある。
一方向だけの情報では熟慮したとは言えない。
感情論の政策提言では、説得力も無く多くの人の共感も得られない。
このテーマでは、エネルギーが私たちの生活に与える影響を功罪両面で捉える中で、自分が電力に依存せず、どう生きていくかを決断していくことを目指します。
まず、そもそもエネルギーとは何か、エネルギー資源やその利用について学ぶことに。
いろんなエネルギーがあること、電気を使っている歴史は長くない割に熱・光などのエネルギーと関係していることに驚きました。
そこから、主要な発電方法はどんな功罪があるのかを資料を基にみていくことに。
「水力発電って安全性ある一方、ダムを作ることで環境破壊が起きてるのか。」
「でも、ダムって発電以外にも使えるよね?」
「小規模ダムにするといいって書いてるけど、どれだけ発電するんだろう?」
「主要な発電方法だけでなく、新エネルギーについても知っていかないと判断できないなぁ。」
主要な発電方法にはメリット・デメリット両方あることに気付いた子どもたち。
来週は、どんな発電方法の可能性があるのか、私たちはどれだけの電力を使用しているのかについて探っていきます。
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※TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。