[1・2年生]
「我感じる、ゆえに我あり」第3週。
五感を意識して使うことに少しずつ慣れてきた子どもたちです。
今週は「さわる力」を研ぎ澄ますことに挑戦しました。
視覚を遮り、触覚だけで何であるか分かったり判別することができるのか、ひたすらいろんなものを触り続けました。
まず、形を切り抜いた厚紙を触って何の形か当ててみることに。
丸・三角・星などは難なく分かった子どもたちですが、ちょっと複雑な六角形になると少し悩んだようで、イメージはあるけれど、触った形を実際に書いてみると正確に書くことは難しかったようでした。
そして、わずかな違いに気付くか、粗さの異なる紙やすりの並び替えに挑戦。
枚数が少ない時はできても、6枚・8枚と枚数が増えていくにつれ正答率が下がり……。
けれど、回数を重ねるに連れて、Reflectiveが働くのか、パーフェクトは出なかったもののだんだんパーフェクトに近づいてきてはいて、子どもたちは悔しそうでした。
また、「触る力」のCommunicatorとなるべく、触り心地を言葉で表現してみました。
ぞうきんやほうき、モールなどスクールにあるものをアイマスクをして触ってみて、
どんな感じがするか書いてみることに。
ぞうきんを「ジュワジュワ」、保冷剤を「もやもや」、ほうきを「ざわざわ」など、普段使わない擬態語も使って、感じたものを表現する姿が見られました。
五感は予め用意されたアクティビティだけでなく、普段の活動や偶然の中でも活かせるもの。
ちょうど台風の日、外から大きな雨音が聴こえてきたことから、
「雨はどんな音がするのか?」と耳を澄まして聴いてみることに。
「ざー」「ボスボスボス」「パチンパチンパチン」「ペツペツペツ」など、
子どもたちからはいろんな音が出てきて、それを声に出して合体させて雨の音を作ってみたりしました。
来週は、また外に出て五感を使ってこようと思います。
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※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。