[1・2年生]
「『蚕糸の森』見っけ隊」、第4週。
あっという間に折り返し地点です。
今週は、連休前に追究した「?(疑問)」の振り返りから始めました。
まず、「蚕糸の森公園の水はどこからどこへ流れているのか?」について。
10日以上も前のことなのに、子どもたちは結構覚えているもので、
「(公園隣の)小学校の校庭に井戸水の穴があった。」
「滝の下に網があって、そこへ水が流れ出るんだよ。」
「水が循環しているんだよ。」
「ロッククライミングの(ような)滝の水は、消毒している水で、亀とかがいる池の水は自然の水なんだ。」
「消毒している水では生き物が生きられないんだよね。」
記憶の中にあるものを出した後、
公園職員の方の説明を補足して、各自で「蚕糸の森 水マップ」を作成してみました。
水の流れのイメージはついても、実際に地図に情報を書き込むのは難しいよう。
けれど、苦戦しながらも各自で何とか作り上げました。
振り返ったら、さらに追究の段階に入ります。
“もしもボックス(公衆電話ボックス)”のドアの動き(ボックス内のはしごのような取手を上げ下げすることでドアが開閉する)の様子をカメラにおさめたり、
遊具にあるタンクのようなものの正体を探るために刻印された英語を書き写してみたり。
「切り株がたくさんあるところを発見したんだ!」
という子どもの一言から始まった「切り株は幾つあるか?」という「?(疑問)」。
この「?」を調査するため、
蚕糸の森公園の街道側に並ぶ木々の切り株を一本ずつ数えていきました。
子どもたちはペアに別れ、飽きることなく数えていました。
枝の切り跡も含めていたので、手入れされていることもあってか木によっては50個など多く数えるものもありました。
集計してみると、木の数はなんと約200本!
切り株の数も大きな数でした!(数の公表はテーマ発表会にて行う予定です)
切り株の数を数えてわかったところで、有益な知識には繋がらないかもしれません。
それに、数え方に誤りがあるかもしれないし、だから彼らが集めたデータは正確なものではないかもしれない。
けれどこの活動が、「疑問」について自ら動いて「追究」し続ける力を身につける第一歩となればと思います。
さぁ、来週からはテーマ発表会に向けて、「何」を「どう」やって発表するか考えていこう!
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※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。