[1・2年生]
「蚕糸の森」見っけ隊、第二週。
蚕糸の森周辺を動き回りどんな「!(発見)」と「?(疑問)」を見つけたのか、マップ化することから始めました。
見つけたことを記入したポストイットを貼り付けるのですが、これが結構大変!
どこに何があったか、記憶だけを頼りにするには限界があり、また、それは白地図のどの辺りになるのかを認識するのも難しいようでした。
そこで、地図に水色(池)や緑色(植物)の塗ったり、メモを頼りに探りながらマップを作りました。
子どもたちは、テーマ学習の時間以外でも発見し続けていて、
「ワシのように見える岩があったよ。」
「お笑い練習所が他にもあったんだ。」
「なぜ、池に水が流れているのかな?」
と、日々ポストイットは増えていきます。
そうして、できたものを見ると,地図の大部分がポストイットで埋まりました。
数えてみると、「!(発見)」が137個、「?(疑問)」が28個も出てきました!
さぁ、これだけのものを見つけたのだから、発表してみようよ!
週末の参観日に、蚕糸の森周辺を歩きながら、一人ずつおすすめの「!(発見)」を紹介することにしました。
「ロッククライミングみたいに見える岩です。登ってみると楽しいです。」
「ここにあるまつぼっくりは、こまみたいにまわすことができます。」
「この近くで、14本の切り株を発見しました!」
他の子どもたちもつられて、一緒に岩を登ったりまつぼっくりや切り株を探す姿が印象的でした。
正門近くの電話ボックスで、
「もしもボックスと呼んでいます。大きい(ボックス)だから、ドラえもんのより使いやすいと思います。」
と紹介した子は、その後ボックス内のはしごに注目。
子どもたちが動かしているのを見て、はしごを動かすとドアが動くことに気付きました。
これには、他の子どもたちも驚いて、その後の振り返りの時でも、
「ドアを開けられても、開けたままで外に出られるのかな?」
「でも、あれだと手が不自由な人は使えないよね。」
「はしごが無くても、ドアを押せば開けられそうだよね。」
といろいろな疑問や予想が出てきました。
こうやって同じ場所でも再び訪れてみると、新たに気付くこともあるのです。
また、その道中も、
「岩のすき間から花が生えているよ!なんでだろう?風で種が飛んだのかなぁ。」
との発言が聞かれました。
身の回りから「!」「?」を見つける姿勢がつき始めていると感じました。
さぁ第三週は、今まで出てきた「?(疑問)」についてその予想を立てていこう!
そして改めて蚕糸の森公園周辺を歩くことで、、新たな「!」「?」や、既にある「?」の答えの手がかりを探しに行こう!
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※TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。