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功罪の葛藤


[5年生]


テーマ発表会を翌週に控え、各自が総理大臣候補として訴える提言内容の決定に臨みました。


先週話している中で見えて来た葛藤。
「開発したい、商業施設なども必要。でも自然もあった方がいい。」
「コツコツ節電して消費電力50%減を目指す。」
便利と環境の共存ができれば超したことは無いけれど、本当にできるの?
コツコツ節電は、今までの節電とどう違うの?
それは欲求の赴くままに電気を使ってきたマインドセットと変わらないのではないか?


「そうだよな……どうしたらいいのだろう……。」と自らの主張の矛盾に気付き悩んだ子どもたち。
『消費電力50%減』という大胆な政策を実現するために、提案も「こうあるべき」という先入観に左右されない大胆なものが求められるでしょう。
それに、きれいごとだけではなく、功罪に目を向けた内容で無ければ説得力も欠けることでしょう。


「これをする、あれをする」という発言は出てきても、どうしてそうしたいのかがなかなか見えてきません。
「なんでそうしたいの?」
「そうしたら困ることは?困る人は?反対側の共感を得る方法は?」
「そうすることでどんなコミュニティになるの?どんな社会になるの?」
と問い続けることで、
どんな社会を作りたいのかということがだんだんと見えて来ました。


今回は、スピーチ+ポスターによる発表です。
ポスターは、『目指す未来の姿』をコラージュにて表現します。

功罪の葛藤
プレゼンテーションの参考として、スティーブジョブズのプレゼン映像を鑑賞。
「出てきそうな疑問を自分から言って、その解決策を説明している。」
「データを提示している。」
「複数のものと比較している。」
「ひきつけてから、商品を見せる。」
とパクリポイントを多々発見していました。


また、試しにコラージュをやってみたり、どんな工夫ができるのか探るために幾つかの作品に触れてみました。

さぁ、来週は発表会!
スピーチ内容を練って、コラージュを創り上げ発表に挑もう!



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TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。




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