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相手のために「動」く

[1・2年生]


このテーマでは、人のために動いて感謝されることを目標に、
ごみ拾い・TCSの整理整頓など、いろいろなことをして動いてきました。


今週は、最後の活「動」。
今までの成果を表すべく、杉並区内の農家、倉本さんの元を訪れ、
二日間に渡ってお手伝いをさせていただきました。


仕事は主に、たき火と畑の片付けです。
キャベツやブロッコリー、人参などを収穫した後の畑で、残っている葉っぱや茎を集めます。


相手のために「動」く_01   相手のために「動」く_02

相手のために「動」く_03   相手のために「動」く_04


倉本さんのお話を聞いて、求められた通りに動くことができていました。
だらだらではなく、キビキビと動く姿。
2日分の仕事も、1日目にほぼ終えてしまうほどのスピードでした。


仕事にはスピードに加え、丁寧さも求められます。
最初は、運ぶ手のすき間から作物が落ちたり、
土の下に埋もれている葉っぱに気付かなかったりということがありました。


しかし、作業を続けるに連れて、
「この辺りもやらなきゃ。」
「箱を(作物の近くに)持っていったほうがいいかな。」
「今は遊ぶ時間じゃない……がんばろう」
とその場で、子ども自身で気付くシーンが多々見られました。
動きながら、視点を変えたり、ふりかえったりできるようになってきていることを感じさせられます。


相手のために「動」く_07そして働いた後には、倉本さんから「役にたったよ!」と言ってもらえたのでした。
また、大根や人参・キャベツも頂き、
今回もまさに「働かざるもの食うべからず」を実現!


今回の経験は、畑の土に触れる機会が少ない子どもたちにとっては楽しかったようで、
とても生き生きしているように見えました。


相手のために「動」く_05何より、倉本さんに会えたことが、彼らの心に残ったよう。
帰る時に、
「また来たいなぁ」
と子どもの声。


相手のために「動」く_06お手伝いの後に書いた絵日記にも、
「くら本さんはやさしい顔をしていた。」
「大こんをぬいたことが、きもちよかった。」
心に残っていることを感じたままに記録していました。
「恩」を送るだけでなく、子ども自身も「恩」を受ける経験となったのではないでしょうか。


相手のために「動」く_08ふりかえりでは、
今までと比べて、「良」(こうしてよかった)・「改」(こうすればよかった)の内容が充実したように思います。


「協力してはこを持った」
「重い荷物をがんばって持った」
「最初は、葉っぱとかさわるの苦手だと思ったけど、平気になった。」


「霜を集めたりして、遊んでしまった。」
「リアカーの取り合いになった。」
「ボーッとしないようにする。」


さて、来週はこの5週間をふりかえり、テーマ発表会へと繋げます。


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TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。




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