[1・2年生]
今週から第二の探究課題へ。
今まで、様々な表現方法に触れてきましたが、そこで五感で触れてきたことを活かして、ミッション達成のため、どの表現方法で表現するかを選ぶ段階に入ります。
今週は、その一歩として、
「自分を大切にする・ひとを大切にする・ものを大切にする、という『3つの約束』をどのように解釈するか」という話し合いをとことんしました。
「『3つの約束』は子どもだけでなく大人も含めて全員が守らないといけない、
だからたくさんの人に伝えられるものにしたい!」
「みんなが守れば、戦争も起きないかもしれない。」
と、話す子どもたち。
しかし、実際にはスクール内で『3つの約束』が守れていないことがあるようです。
「みんな『3つの約束』について知っているのに、どうして守れないんだろう?」
そこから,どうやったら守れるようになるのかという話になりました。
「椅子に座ってぐらぐら動かすと、倒れてけがをすることもあるし、椅子が壊れたり、床が傷ついちゃうことがあるよ。でも、やってしまう……。」
「◯◯がこんなことをしていた。」
「人の話を聞いていないのって、人を大切にできていないよね。」
『3つの約束』に関するエピソードを話し合うとともに、
2007年のアセンブリで話し合ったことをまとめたものを一緒に見ました。
実はその頃、マグネット式のダーツで遊んでいた時にダーツの矢が窓に当たってガラスにひびが入り、ガラスを交換する事態になったことがありました。
その模造紙には、どうしてこのようなことが起きたのか、どうしたらいいのか、今の高学年が話し合った内容が書いてありました。
そうやって話し合う中で、どうやら、『3つの約束』が守れない原因には幾つかあるのではという話になり、
1.意志力が足らない
(誘惑に負けてしまう、我慢できない)
2.やってみて初めて気付く
(「まさか、こうなるとは思わなかった」)
3.ケロッと忘れてしまう
という『3つの原因』に分けられました。
そこから、
1.意志力を持つ
2.この先どうなるか考える
3.忘れないようにいつも考える
という、『3つの解決策』を導き出しました。
「他にも解決策はあるかもしれない……」
「意志力を持つためにどうしたらいいか……難しいなぁ」
「これって、テーマ以外でも考えるんだよね?」
この解決策をどうすれば実行できるか、
これだけでは足らないので、これからも考え続けなくてはいけません。
来週以降、具体的にどのように表現していくか、“選択”に続けていきます。
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※TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。