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発見を振り返ろう

[3・4年生]

今週は今まで発見してきたものをまず模造紙にまとめました。下町と都心部で発見してきたことを掲示し、地域の特色について対比してみます。

「都心部には会社がたくさんあって、下町にはお店がたくさんあった。」
「下町には人形屋やサンプル屋、鍋屋など同じようなお店がたくさんあった。(問屋のことを表現している)」
「浅草には浅草寺があって、都心部には靖国神社があった。雷門と鳥居って何が違うんだろう?」
「農林水産省や警視庁、国会議事堂は都心部にしかない。」
「浅草は江戸時代からやっている古いお店が多いし、食べ物屋もたくさんあって楽しい。」

子どもたちが感じる地域の特徴の違いが少しずつ見えてきます。 それから、合羽橋を例に取り上げて合羽橋の歴史を探ってみました。すると、地名の由来やフィールドワークで発見した金色の河童像にまつわる話が出てきました。
自分たちが足を運んで発見したことを深堀りすることにのめりこむように興味津々の子どもたち。
発見したことから気になるものを一つ見つけ、そこに疑問を持ち深堀していくという型を実感したあとは同じように子ども主体での深掘りの開始です。

それぞれにフィールドワークをして更に疑問に思っていることや、興味を持った発見についてインターネットや電話インタビューなどを通して探究していきました。

しかし、ここでのポイントはただ面白いことを深堀りするということではないという点です。ただの調べ学習にならないように、このテーマ学習のキーコンセプトであるCHANGE(変化)とFUNCTION(機能・役割)を意識して調べていくことが大切です。
”なぜ変化したのか?””どう変化したのか?””どんなターニングポイントがあったのか?””昔と今の機能・役割の違いはあるのか?”といった視点で自分で選んだテーマについて色々な切り口で疑問を持って探究していくことでバラバラの情報が昔と今というつながりのあるストーリーになってきます。

子どもたちはそれぞれ、”忍者と警護” ”江戸城と皇居” ”かっぱ橋道具街の今と昔”というテーマを選び、様々な情報収集を行いました。

来週は、今まで集めた情報を元にオリジナルの今昔物語を作ります。どんな物語に仕上がるか楽しみです!

YI

TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。



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