【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】人体の構造と機能には美がある。
<テーマ学習> 〜概要
この星に生命が誕生し、進化してきた中で、数多くの生き物が魅せられ、追い求め、そして創り出されてきた「美」。人類史を遡ってみても、多くの人々が定義しようとしてきましたが、今なお明確な答えをもち得ていません。そのような深淵なる「美」という概念を求め続けたからこそ、私たち人間が繁栄し、文化や科学の発展に繋がったのでしょう。
このテーマ学習では、自然界の中で作り出されたものの中でも特に複雑さと繊細さを備え、最も身近である「人体」を対象にして、6年生として持てる力を存分に発揮して「美」について探っていきます。テーマ学習「似て非なるもの」で学んだように、私たちの体・生命は偶然の産物であるが、偶然で済ませられるとは思えないほど緻密な構造と機能を兼ね備えています。その人体について、まずはその根幹となって支えている「骨格」をもとに人体の構造を解き明かしていきます。見れば見るほど見えてくる骨の特徴を切り口にして、滑らかに連動して動く人体の機能にも触れていきます。構造、機能に対して科学的な視点をもってアプローチしていく中で、人体の美しさに対する解像度を上げていきます。
学びの中で自らが見出した「美」について、実際に手を動かして等身大の骨模型を「模造」することで表現することにも挑戦します。知り得た知見を実体としてじっくりと表現していくなかで、骨に対する視野が広がり、人体の神秘を実感しながら「美」に対してより深く魅了されていくことでしょう。プレゼンでは、自らが作った骨模型をもとに人体の美について自分の言葉で語ることに挑戦します。
KO
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2023年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)